前に書いたクソは以下。

去年のTHE SECONDについてネタ評を書かなかったのは言うことなしだったから。今年も言うことなしだったけど気分が乗ったから書く。

私はお笑いに関してずぶの素人でありますから、以下に書かれているネタ評はとことんマトはずれである。

◆ギャロップ

コンセプトを守り切って人柄を全面的に出して面白い会話をして笑わせている。オチのハマり方も素晴らしい。精度が極めて高く、漫才でしかない。圧巻。また優勝できる。

◆構成

番組の構成やデザインや座組、全てが漫才のために作られている。客の選りすぐりも大したものだ。マルコポロリ民からしたら東野幸治を司会に連れてきてくれているあたりも大変助かる。今回は有田まで呼んだし、華丸大吉をセットで座らせているのも判断力が素晴らしい。松本不在の今はこれ以上を望めない。

◆初戦

▼ハンジロウ

途中でテーマ変わると個人的には「おや」って思っちゃうね。中川家もよくやるけど。ネタの尺が6分というところでそういう細工も必要なんだろうと思うけど、極力連続性を保って欲しいところ。

元嫁カフェのネタは三度くらい見たことあるけど、長いバージョンは初めて。地のキャラクターがあるんだからコント漫才に入らずに会話で行き切るべきだろう。元嫁カフェのネタも十分面白いんだけど、改めてみると勝ちきれないわ。なぜならシチュエーションに入るまでの会話の方が面白かったから。最初オトボケキャラだったのがボケをそつなくこなされると違和感ある。

衣装を変える余地あり。スーツの色とかネクタイとか調整できる。

厳しく付けて1.4点。四捨五入で1点。他のお笑い賞レースと違って観客採点なので俺も点数をつけてみる。

1点を「面白くなかった」にされると辛いな。ここまできて面白くないわけ無いんだから。

▼金属バット①

最初にハードルというか温度を下げているようにも見えて巧い。一発目の大ボケのインパクトが強いので印象が良い。ツッコミもサイズやら間が丁度良い。ただし「えらいこっちゃ」以降はカルタの札にはならず、あいうえお作文になっちゃってる。それはツッコんだほうが納得感あるわ。

そろそろカルタに飽きてきたところで友保が「致死量の関西弁」「大阪嫌いになってる」とか言ってくれるんでギリ共感が切れず、オチまで付き合える。

2.6点。

▼ラフ次元

良く出来ていてわかりやすくて大変面白い。ボケもツッコミも達者。仕掛けと回収が遠いのはちょっと見づらい。

観客が良くも悪くも渋いので、物品で笑かすのは避けたほうがいい。そこの機微で減点される。減点されるっていうか、べしゃりで発生させた笑いしか得点にならない。オチも弱し。オチっていうか終わり方が弱し。勝ちたいなら仕掛けてくれ。

2.4点。

▼ガクテンソク①

簡単な仕組みで最大の笑いを生み出せている。漫才巧者。軽い言い合いを所作で再現する能力が極めて高い。双方とも演技力がある。小さいボケとそれに対するツッコミの流し方が丁度いいから楽しいが続いてる。

「エグい」という言い回しはつまらないんで基本的に使わないほうが良いと思うけど、これくらいの使い方は丁度いい。巧い。

ツッコみ方を金属バットから上手く輸入してる感じもある。気のせいかもしれんが。

2.7点。

▼ななまがり

知名度あればこその掴み。ペヨンジュンは意味不明すぎて笑った。主婦層に人気という意味は分かるが意味不明。

最高に馬鹿馬鹿しいんだけど、回収みたいなことすると馬鹿馬鹿しさが薄れるのでやめたほうがいい。あと観客が女ばっかなんで下ネタは控えたほうがよかろう。キモさとか不条理さとか有害さで置き換えたほうが勝ち目ある。

2.2点。マッチングアプリのネタなら勝てただろう。

▼タモンズ①

さすがにヤバ下ネタは入れないか。

ツッコミのワードが違ってる箇所多い。次のボケに繋げるためにしょうがないとはいえ変なこと言ってる。ボケを誘導するツッコミは気づかれる。勝ちたいんなら言ってることおかしい部分の台本を見直そう。ボケもそんな強くもない。仮面ライダーのところから退屈。

0.7点。練度が低い。不純物抜きの言い合いを見たいです。

▼タイムマシーン3号

何度も見たことあるやつから見たことないやつ。太ってるネタから悪魔ネタ。関連性あまりなし。アニメという筋だけど一貫性がない。ボケとボケが途切れているから加熱されない。

個々の仕掛けの面白さとアイデアが小さいので勝てないかも。真顔で観ようと思えばそれが出来る。ロケのほうが面白い。

0.9点。

▼ザ・パンチ①

まず漫才直前のツーショット写真の何とも言えない表情からとても面白い。どうやって撮ったんだ。

道化がごとく変なことをずっとやってて面白いしこなれているので良い。特徴的。ダラダラ喋ってるんでも退屈させないようにできているし、一発目の投球ボケが強いので印象もよい。

ボケとボケの間の空白地帯を変なことで上手に埋めてるので見やすい。オチもよし。翻って、タイムマシーン3号は埋められていない。ブツ切りの決まった流れをなぞっているように見られてしまう。

2.6点。

◆準決勝

▼ガクテンソク②

引き続きボケの発想がよい。細かくポイントを稼げてるしツッコミで伸ばせている。銀シャリのツッコミの見やすい版みたいにできてる。表情や身振り手振りや声色が細かく制御できているので達者。奥田の手は震えてるけど。

最後、ちょっと関係なかったかも。副業、あるいは結婚の話に戻って終わらせてもらえたほうが助かる。「尾崎の生まれ変わり」と言い切るのも違う。かもしれないくらいに留めるべき。

2.4点。

▼金属バット②

システムの全く異なる漫才をやってるのに違和感なく客が受け入れられるのは上手だから。一本目のカルタより言葉のやり取りで笑いを作れており、内容もキャッチーでよい。二本目のほうが強いのは偉いわ。

話の流れがとてもスムーズでありながら筋が通り切った状態で展開を進められているので素晴らしい。前の会話があったからこそのボケで笑わせることができている。一本目に引き続き「コーンなんか食べれるおもちゃ」とかワードもうまくやってる。

終わりはぐちゃっとしたが個人的に嫌いではない。嫌いではないが工夫の余地あり。一番最後の言葉が強いと印象悪いかも。何ができるか考えてくれ。

2.7点。

▼タモンズ②

二本目より強い。会話形式を守れている良いネタ。オルゴールからの切り替えしも良い構成してる。ツッコミから笑いを作ることもしている。

間を埋めるのも上手だし、キャラの定まり方も見た目相応で観やすい。完成度高め。後半に盛り上がりを持ってくるのは素晴らしいが前半の密度をもう少し高めたほうがいいかも。

2.5点。

▼ザ・パンチ②

期待された面白さをちゃんとやっている。けど惜しい点が多かった印象。あと2秒長くやって良いボケを早く打ち切っちゃったりしていた。具体的に言えばスーツを着たり脱いだりの後にもうひとつ小ボケを仕込んで良かったし、二人とも噛まれてるボケも長引かせて良かった。テンポの良さも求められるが、それでもウザさを見せないと。

無駄な説明とかは省いているように見受けられて、そこは良かった。

2.1点。

◆決勝

▼ザ・パンチ③

最後少し落として開始したのは巧い。間違ってるわけじゃないけど魚でやりすぎてたかも。魚がもうこの時間に見るにはしつこすぎた。別の基軸のボケ方を入れないと見るのが厳しい。どんどん新しいものを導入して笑わせて欲しかった。

2.0点。

▼ガクテンソク③

観たことあるネタではあるが、勝ち切れる面白さ。上半期の歌にツッコんだ時点で優勝してたのかもしれない。

磨ききったギチギチのネタを三本目、ガッチリやりきりました。優勝です。

3点。いや知らない。3点ではないけど気分的に3点です。

◆結

ありがとうございました。大変お疲れ様でございました。良いもん見させてもらった。みんなようやっとる。ようやっとるようやっとるようやっとる。+114514点。

来年もよろしく。