ブログでずっと何かに文句言ってるおじさんになってしまっているんで困るわ。いや困ってないけど。困ってるみたいに言えば不本意であると読み取ってもらえて狂ってないと思ってくれるという効果を期待して困るわって言ったのだわ。
◆loundraw
全然じゃん。
◆雰囲気の自覚
こっちのが大分マシ。なぜなら雰囲気でやってるって自覚して雰囲気で作ってあるから。雰囲気を届けようとして雰囲気が届いているから正しい。
雰囲気とは
雰囲気(ふんいき)の意味・使い方をわかりやすく解説 – goo国語辞書
- 天体、特に地球をとりまく空気。大気。
- その場やそこにいる人たちが自然に作り出している気分。また、ある人が周囲に感じさせる特別な気分。ムード。「家庭的な―の店」「職場の―を壊す」「―のある俳優」
リアルを計算して創造する力量がないと自覚したうえでこのPVは作られている。華美なだけで小手先で飾ってて何も俺の好みに刺さらんが、それは俺の好みでしかない。動画として有り得る。俺の好みからしたら物量で押すだけで品のない下らんナメた動画だが、客観的に見て真剣にパワーかけて良く作られた映像作品だ。
それと比べてオメー、天体観測のミュージックフィルムズよ。何を届けようとしたんだ。曲からどういうニュアンスを読み取ってこうなるんだ?どの部分が嚙み合うと思ってあぁいった構成になったんだ?
◆つっこみ(読まんでよし)
本当に読む必要ない。だって俺は単なるサラリーマンなのだから。映像作品の評価とかできない。このブログ記事は読む必要ない。読んでも何も得られない。死ね死ね死ね死ね。
▼はじまり
きれいで。大分期待できる。と思いきや、開始10秒あたりから意味深でありながら意味の無さそうな誇張カットを並べてくる。加えて「過去に送れる手紙」という文字列を真ん中に配置し、映像作品として諦め切った情報伝達を視聴者に試みている。初見で俺は「おや?雑魚か?」と感じた。
映像に作法がないわ。文字を書けば読んで貰えるから伝わると思ってんだろうか。
▼歌い始め
声の上っ被せがされた時点で「あ、もう…(察し)」といった風情です。もう終わりだよこの動画。文字を書けば良いどころか、この人は声を被せてきました。ここからはもう何でも有りの血まみれ残虐ファイトです。
そして「1. 早く寝ること」→ 夜更かし → 「いつまでゴソゴソ…」 → 寝てる
の流れがまず良くわからん。初見で意味が分からないこと自体は別に良いんだけど、なんだ。何を習ってきたんだ?あんなに詰め込んで良いと思ってるのか?野良の動画クリエイターなのだろうか。
「なんだそれ?」→「過去を変えられるんだとさ」って会話も、許されると思ってんの?見てる側が「過去を変えられるんだ^~」って白目向いて吞み込めばいいんすか?その関係性って不健全じゃない?
素人かなと思って作った人を調べたら以下の動画を見つけた。
うむ。感覚がマジで無い。開始20秒で線香花火をやったことないのがビシビシ伝わってくる。線香花火は火がついているとき先端が揺れるだろうしあんなカッチカチじゃなくて紐状だし火花飛び散りすぎだしあんなに発光するワケがないし。セリフとか言動もこの5分を見るにつけ終わってる。
ちいかわのアニメが今(2023年3月現在)放送されてるんだけど、アレを作ってる人も感覚が無い。ホットケーキ焼いたことないのにホットケーキを描写するし、クエン酸の容器を知らないのにクエン酸の容器を描写する。
何の話かって、クエン酸の容器って開けるときは大体「ソクフッ…シュコシュコシュコ…カポッ」って感じの音を立ててそれなりの開き方するじゃん?でも、ちいかわのアニメでは「ギュギュギュゥ…ポンッ」って開けてました。終わりです。クエン酸を入れる量も終わってるし粉が黄色いのも終わってる。
これは観ながら呆れすぎて「おぉぉ…」って声出た。紫蘇ジュース自作勢からしたら有り得ん。世界を観察する目がない。一回やったら絶対にし得ない描写ミスが放置されて地上波に流されている。現実を見ずしてアニメを作れると思ってる。
サマーゴーストの話に戻すと、カメラの効果ばっか一生懸命やってて被写体への興味とか無さそうね。歩行すら満足にアニメーション出来てない。歩行のアニメーションができないなら逆に何のアニメーションができるというの。ディズニーとかハンナバーベラほど濃いやつをしろって要求はできないけど、それにしたって被写体のための動画なんじゃなかったっけって。動画のための動画?手段のための手段?
いや、予算の都合上しょうがないのはわかる。例えば、うごメモだったら尺が短いし趣味だからクオリティは幾らでも。とはいえ、アニメーションの土台が抜けていませんか。描かれてる人物に骨格はありますか。俺はアニメーションとか1フレームたりとも描いたこと無いけど、そんな素人ですら粗が見えてしまうわ。基礎さえ強かったらコストかけずとも説得力のあるアニメーションが描けるんじゃないの。だって肉と骨と重力よりも映像効果が優先されることある?あるんだとしたら粗を誤魔化したい時くらいでは。
ということを書きながら説得力のある動画ってなんだっけって思って牛蒡の動画を見に行ったら去年の10月に新作が上がってた。
ようやっとる。肉と骨と重力の説得力がある。芸こま。デフォルメされた窓付きにも動きの説得力があるんだから本物だわ。
光と影と反射の説得力ですら、以下のモノクロ動画に負けてる。
感覚的にか理論か知らんが、とにかく光を理解してアニメを作ってる。
で、個人的には感覚の無いひとがアニメ作ってるのは構わんのです。何が嫌かって、周りの大人の態度が許せない。あんな低品質なアニメをなんで周りの大人はスルーして商業的に公開させてんの?レビューしろよ。誰か助け船を出せよ。アニメーターの原石を厳しくガンガンぶっ叩いて育成しろって未来のために。アニメ業界には師弟関係とかないのか?
▼橋で帽子をとるところから
話が逸れすぎてた。
橋で帽子をとるシーンは、まず相場観がない。画面と音の期待値からの展開が説明つかないくらい弱い。
(川と岩の構造とか落ち方とか帽子と人間が同時に川にいるときの流され方とか、そういう説得力周りのツッコミは以後しない。キリがないから。)
なんでサビ直前であんなに盛り上げておいて何も起こらないの?川に落ちただけだ。何も起こらないなら盛り上げてはいけないだろ。期待をどこに持っていけばいいんだかわからん。見方がわからん。
帽子が川の中にある理由もわかんない。足を滑らせて落ちただけなんだから帽子は引っ掛かったままじゃん。だとしたら、例えば風で帽子を吹き飛ばしたほうが説明つくだろ。
あと、一旦みんな橋の下に降りてたのになんで帽子を掴んで上がったときは橋の上にいるの?諸々のハテナが合わさって初見で混乱したわ。シーンを並べて眺めながら会議したりしないんですか?
▼学生生活
ヒロインの髪型に特徴がないうえに顔の書き分けとか無いから見づらい。髪留めとか付けとけ。
これは別に良いんだけど、「お化け屋敷!!文化祭準備」って黒板に書くか?黒板に書くにしてもチョークの筆跡じゃないし。
からの
「今しかできないこと…しようぜ…」
だっておwwwwwwwwww(バンバンバンバンwwww
クサい言葉自体は嫌いじゃないんだけど、受け取る側に準備がないと受け取ってもらえるはずも無いわね。
▼天体観測
サビの使い方に計画性が無いわ。そのくせ変に期待値だけ上げるものだから肩透かしを食らい続けている。
ヒロインが海の向こうに行くことについて、「バイバイ、サンキュー」とかいう名曲にかけても良かったかもね。天体観測のシングルのB面です。でも動画作ってるやつセンスないから情緒を介さぬネジ込み方してブチ壊すのかもな。
セリフ全体に言えることなんだけど、意味が良くわからない。「変わらないものなんて…ないのかな…」って何?いやボンヤリとはわかるんだけど、状況と繋がってこないし潮流が感じられない。効果のあるセリフを読ませるべきでは?
▼10年前
「ねぇ、手紙は過去には送れないよ」って、何?製作者として、伝える気ある?「僕への挑戦状なんだ…」もさ、意味わかんないって。意味は分かるんだけど不自然極まる。物語の登場人物をセリフ読みあげマシーンだと認識してんですか。
そして音楽的にも映像的にも変なところでブツっと曲が止まる!リズム感ゼロっていうか、そもそもこれって曲を止めてもいいレギュレーションだったんだな。だとしたら動画の開始とともにイントロ流し始めるという判断は暴挙だわ。曲を途中から流すように組んだら諸々が収まってくるだろう。
あとの感想はもう黙れカスって感じです。セリフがおかしい。画面もおかしい。しゃらくせぇんだよ。天体観測を聴かずに作ったんだなホントに。最後は独りで終わらせないと曲に失礼だ。曲通りのアニメを作れとは言わんけど、歌詞の根本にあるメッセージすら汲み取らずに完成させるのは意味ないでしょ。天体観測という曲の大部分は「2分後に君が来なくとも」のための前フリだったんじゃん。2分後に君が来なくともイマという箒星キミと二人追いかけてるから心が震えるんじゃん。その切なさだけでも汲み取ってくれれば最悪許せたかもしれない。でもダメでした。感性がザコすぎた。代表曲へのどういう冒涜だクソったれ。キツいわ。落第です。
◆結
以上、ファンレターでした。loundraw先生の次回作にご期待ください。暫くは米津玄師とか髭ダンとかその辺の歌詞に感覚無い奴らとコラボしとけ。
葉っぱ
AIの進化が著しいですが、どのように考えますか?
良かったら記事のネタにしていただけると嬉しいです。
私が読んでみたいです。
私は発明当初の蓄音機のように感じています。
当時すごい技術として注目されるも活用法が思いつかず、売れなかったそうです。その後、音楽を保存していつでも聴けるように使われてから爆発的に流行りました。
今はまだ、Google検索のような誰でも使いこなせる道具のようには感じられないでいます。