そんなお金を稼ぐ気ないんだけど、なんとなく貯まっていく。それが「ゆる仮想通貨」である。

仮想通貨を個人的には暗号通貨って呼びたいけど、通りが悪いんでここでは仮想通貨と呼ばせていただく。

◆仮想通貨でお金を稼げるのか

いやさ、そういう気持ちでいるから駄目なんですわ。お前の人生がゴミなんですわ。物事を金の損得で考えるからクソじみた雑魚ちんぽ人生になるんです。お前から人が離れていくんです。カス。

そうでねくて、いわば盆栽のようなものだと認識するのがよろしい。盆栽の世話をするように仮想通貨の世話をし、ありがたく実りを頂く。キンズの盆栽。

盆栽を育てることで金を稼ごうとは思わんだろう。盆栽で金を稼げるのは稼げるけど、それよりも水をやったり剪定したり眺めたり隣の空き地から蹴り込まれたサッカーボールが飛んできてぶっ壊されるのが盆栽だ。

仮想通貨は金を稼ぐ手段としては三流。なぜなら、世の中の人を救うことが出来ないから。そんなんで金を稼いで生きながらえても、あんまり意味を成さない。

◆仮想通貨は危険である

間違いない。手を出して良いもんじゃない。

仮想通貨に変換した財産を全て失う覚悟っていうか前提でやるものだ。盆栽はいつか枯れる。

ただ、そんな簡単に狙って資産を減らせるわけもない。危険な扱い方と安全な扱い方がある。「レバレッジって言葉が出てきたらヤバい」くらいの認識でいい。

▼仮想通貨は難しい

んなこたない。より短期にデカく稼ごうとすれば難しいというだけで、なんの欲もなく運用すれば簡単に増える。ひたすら冷静であれば増える。

欲をかいた瞬間から物事が難しくなるのは人生と同じだ。

▼仮想通貨は大損する

大損するように運用すればそれは大損するに決まってる。今までの値動きでは、損する要素ない。

◆株との違い

仮想通貨のほうが値動きがでかいので、眺めがいがある。アナーキーな感じもある。

例えば応援している企業があるんであればその会社の株を買うべきだ。堅実にNISAを積み立てるんでもよかろ。

仮想通貨にも開発のバックグラウンドがあるんで、応援したい仮想通貨があるなら同じように買えばいい。

◆仮想通貨はじめ

  1. 適当な業者にアカウントを作る。
  2. 現金を振り込む。
  3. その金で仮想通貨を買う。
  4. 育てる。

▼業者の選び方

仮想通貨には「ある金額で買う」方法と、「『ある金額で買う』という注文を出しておいて買う」方法がある。「成行」「指値」とか言う。

盆栽として仮想通貨のやり取りをするには指値がよい。あとで説明するけど。

コインチェックって業者を使ってたんだけど、指値がビットコインしか出来なくて他は手数料(スプレッド含む)がアホほど持ってかれる。原理的にしょうがない部分もあるけどそれは盆栽っぽくないから、今は手数料なしの指値取引し放題なBitpointってのを使ってる。

※このクソブログにはアフィとか無いです。

◆どの仮想通貨を買うか

仮想通貨には種類がある。盆栽だから種類があるのは当然だ。”盆栽”という品種の木はない(昭和天皇)。

初心者はとりあえず、ビットコインとイーサリアムだけ買うほか無い。そこまでしか俺は責任を負えない。買うんならビットコインかイーサリアム。

ビットコインやイーサリアムの成り立ちや原理を勉強したり、他の通貨について知識を蓄えたんなら品を変えてもいいだろうよ。各通貨ごとの楽しさもあろうて。

◆仮想通貨の育て方

  1. 仮想通貨を買う。
  2. 値段が上がりすぎたら売る。
  3. 値段が下がったら買う。

以上。この操作で仮想通貨は育っていく。

以上なんだけど、困らない買い方というのがあるから教えておく。

▼入れて良いお金の量の測り方

基本的には、全部失っても別にどうも思わない金額。5万ぽっちでもそれなりに盆栽になるし、500万なら立派な盆栽になる。ただ、初心者が500万の盆栽買っても枯らすのがオチでしょうね。小さい盆栽から始めるべきだし、盆栽歴1年で500万のモノを扱えるとか思わんほうがいい。

次点の判断基準は、遊んでる金。つまり、働いていない金。銀行に預けているだけの金。そっから「盆栽に使ってもいいと思える金額」を使う。家賃払えなくなるレベルで盆栽につぎ込んだら駄目だし、急な冠婚葬祭で金を包めなくなるのも駄目だろう。

借金して仮想通貨を買うなんてもってのほかです。

▼買うタイミングと売るタイミング

前日比10%の変動なんざ、いくらでも発生する。買い時は10%~15%下がった時で、売り時は10%~15%上がった時。簡単。

ただ金が絡むと冷静でいられない人種が多いし、ルールを逸脱して判断を誤って損をする。

実際のところ7%くらい下がったら買っちゃってもいいんだけど、人によるわな。上がりまくってる奴を買うのもまた面白いだろう。

▼気絶力

これが重要。「握力」とかいう株の用語があるけど、俺は気絶力を重視している。

仮想通貨を購入すると、人によってはその値動きが気になりまくってしまう。それは気絶力が低い。盆栽が気になりすぎて一日に何回も様子を確かめたり手入れしたりするのはおかしい。俺からしてみりゃもう、買ったら上がるまで気絶。売ったら下がるまで気絶。これで間違えない運用ができている。

その気絶に便利なのが、指値取引。注文を出しておけば勝手に売買してくれる。取引がされたかどうかを一日一回くらいチラッと眺めていればいい。買った後に大暴落しちゃったら、半年でも1年でも気絶してればいい。

▼ちょっと安心な取引

買いたくなったら&売りたくなったら、持ってる分の半分で取引する。買うタイミングと思ったら、持ってる現金の半分で買う。

もっと安くなってしまったときに買い足しできるっていう、気持ちのセーフティーが生まれる。

けどまぁ気絶力を鍛えれば別にそんなんせんでもええんや。買値がなんとなくわからなくなるっていうデメリットもあるし。

▼認識

ある通貨の暴落は、JPYの暴騰とみることもできる。表裏一体。

仮想通貨を抱えるかJPYを抱えるか、ポジションをどっちに置くかって話でしかない。だから半分の金で買えば両方のポジションをとることが出来る。安心につながる。

▼銀行

住友SBIネット銀行がクソほど便利なので、それを使おう。余らした金でNISAとかやりたいんならSBI証券口座作ってもいいし、楽天カード持ってんなら楽天証券でカード引き落とし積み立てしてポイントためてもよかろ。

◆陥りがちな罠

説明してない話やらテクニックみたいなものも沢山あるんだけど、寧ろ知らんほうがいい。知れば知るほど面倒くさい感じになってくる。

▼たられば

「1万で動かしてるけど、これ100万で運用したらx円になったな」みたいな考え方。しょうもない。欲をかくんじゃないですよ。1万を運用するときの判断と100万を運用するときの判断は違う。動く金額が大きくなると冷静ではいられなくなる。

100万なら100万をぶちこむべきだが、それで金を稼ごうとか思わんことだ。

上がり切ったところで売ったり下がり切ったところで買ったりできるはずもないので、たらればを考えるのはやめなさい。

▼隣の仮想通貨は青い

出自のわからん通貨が暴騰するのを羨ましがってもしょうがない。自分の盆栽を育てろ。「この盆栽かっこよくない…」って言って品種を変えるのは、不誠実だ。盆栽のことを想って育てない限り、盆栽もお前に答えてくれるわけない。自分の盆栽に愛着を持たねば楽しさは発生しない。人間関係も同じだ。

▼ゆうちょにJPYが入るまでが遠足です

暴騰して含み益がでたからと言って(利確したからと言って)寿司を食いに行くんじゃない。盆栽に使う金と生活に使う金は違う。日本円が自分の口座に入ってから用途を考えなさい。

例えば10万で初めたんなら、20万まで持っていって10万引き出すまでスタートラインにすら立っちゃいない。実りを収穫するまでは取らぬ狸の皮算用です。

◆稼いだらどうするか

仮想通貨で発生した利益は、あぶく銭です。しょーもない金です。まず納税し、それから親孝行に使いなさいな。小洒落た甘菓子でも送ってやればいいし、ウォーターベットでも買ってやればいいし、旅行にでも連れていけばいいし、人間ドックでも受けさせてやればいいだろうが。

市場ってのはゼロサム。誰かが損したときに自分が得をする。自分が損したときは誰かが得をしている。誰かの恨みが籠もった利潤は、早いところ手放して世間に還元しましょう。キャッチアンドリリースです。

◆神様が見てる論

相場の神様というものが御座してまして、テメーという人間の価格変動を天上から日々監視しておる。

お前が人に酷い態度を取ればお前の損になる値動きを与え賜うし、儲かったからと言って清貧を捨てれば売買利益は泡と消えるだろう。

日頃の行動には気をつけなされ。

◆結

仮想通貨をそんなに毛嫌いする必要もない。なぜなら盆栽だから。俺にとってはそうっていうだけだけど。