すげぇ改行しまくったポエミーな駄文を書きたくなったので書く。

夢は叶わないので、ならばどうするという話。

◆そも、夢を叶える必要があるか

ない。やりたいことをやる意味もそんなにない。

なぜか。夢が叶ったからといって幸せになれるとは限らんから。

夢は叶うと現実になるし、なくなる。

前にスワロフスキービーズ茶漬けの話をしただろ。

知らない?…え、人の話聞いてた?

…まぁいいや。

スワロフスキービーズを散らしたお茶漬けはキラキラして旨そうだが、食っても意味がないということだ。

その「食いたさ」が「夢」。

夢が叶って幸せかどうかは分からない。

それより、夢じゃないにせよ滋養のあるものを食べたほうが幸福には近い。

幸せな時間を長く保つ必要があるというだけだから、夢は叶わなくていい。

食欲と幸福が直結しないように、夢と幸福は直結しない。

それでもスジのいい夢なら、自分も周りの人たちも幸せになるでしょう。きっと。

◆夢の類語

夢を破棄する必要はない。

けど、見方を増やす必要あるです。

類語を並べてみる。

各類語と「夢」を無理くり一次元的に並べてみる。

欲 - 憧 -  - 望 - 願 - [越えられない壁] - 志

こんな感じじゃね?

じゃあ、お前の今持っている夢はどれに近いんだろ。

「志だわ」なら、俺からはもう何も言えねぇ。

でも欲とか憧だったんなら、そのまま進んでいいわけ?

君はスワロフスキービーズ茶漬けを食うか。

自分の人生の時間を欲に使う?

▼余談:理想

り‐そう[:サウ]【理想】 日本国語大辞典
〔名〕
(1)({英}ideal の訳語)
哲学で、人間の理性と感情を十分に満足させる最も完全な状態。現実の状態の発展の究極として考えられた最高の形態。実現可能な相対的な究極状態と、実現不可能だがそれでも行為を促す絶対的な状態(神、最高善、永遠)の二つに分かれる。

「理想」の語源について知りたい。 | レファレンス協同データベース

こういう定義を読むと、理想を見つけることができるのもまた能力だなと思う。

◆俺の個人的な話

欲望のために生きてもしゃあないと言ったが、俺は俺の欲望を一番に考えて生きている。

けど、その欲望っていうのは金がたくさん欲しいとかマンコしまくりたいとかではない。

俺の欲望は幸せになること一点であり、そのために俺は生きている。

俺は「幸せ」という最高価値のために金でも命でも捨てることができる。

将来にかけて不幸であることが確定している場合、俺は先に逝きます。

でもそうじゃないっていうか自分次第なわけだから、俺はどうやったら自分が幸せになるかを考える。

困り散らして泣いている人を助けて、相手に笑っていただければ幸せになる。

それそのものも幸せなわけだが、そうじゃなくて、人生に全体的に幸せがまぶされるような感じの幸せになる。

ひとに与えることのできた幸せってのは凄いもんで、自分の命の何もかもがウキウキになる。

常々考えているけど、どうやっても威力が一番高い幸せは「誰かが豊かで幸せであること」でしかない。

逆に、貧しくて困っている人を見ると俺も嫌な気持ちになって困る。

貧しいっていうのは、お金もそうなんだけど、それ以上に知識が乏しかったり感性が乏しかったり生活が乏しかったりだ。

自分が手助けになれれば好い。

という意見からわかることとして、欲望と快楽はちょっと違うということだ。

お前らは概ね、夢と快楽を混同してる。

だから俺は夢なんかどうでもいいって言っている。

◆夢と知識

現時点での夢は現時点での知識量に左右される。

ものを知らなければ、変な夢になる。変な夢を追いかけることになる。

幸せも、その人の知識量に左右される。

「もっと良い幸せ」あるいは逆に「大したことない不幸」があるんだけど、知識がないと負ける。

自分の視野に映っていないものから幸せとか夢の虚像を組むことはできない。

視野が広がれば以前の夢が無価値になったりもする。

具体的に話すと、今持っている夢や幸せを破棄して次のステップを踏むことを、お前らはあまりしない。

現状維持バイアスというアレだな。

お前の「今が幸せ」を否定することは、混乱するし道徳的じゃないのでやらないけど、もっと幸せになれるってことは知ってる。

どうやればお前が幸せになるんだろうと考えている。

残念ながら、幸せが妥当かどうか、夢が妥当かどうかを自分で検証しなおすことは難しい。

気持ちいいものが好きとか、気持ちいいものを否定したくないという無意識が誰にでもあるし、自分が知らないことを知るって難しいから。

真に自分に足りないものを知るのは難しい。

簡単に言っているけど深いアレで話している。

打ち手はふたつ。夢を追うのか、周りを見渡すのか。

◆夢の認識

夢の対象について根本的理解がされていない可能性がありますよね。

誤解しているというか。

「この夢さえ叶えば俺はもっと良くなれる」という思い込みに陥りがち。

足元を見ずに偶像を追いかけている。

飛んで火に入る夏の虫。

◆夢がなくなった時

夢の価値が消えた時、夢が叶えられないことが確定された時ってショック。

夢は叶える必要ないけど、叶えたいというのもわかる。どうしよう。

根本対応はとりあえず置いておいて、お茶を飲むこととか、歌うこととか、まわりに誰もいない場所で空を眺めたりすること。

つまり、最低限の行動をすること。

完全なる私見だしちょっと思っただけのことなんだけど、人間の生活には「戻ってくる場所」みたいなのがあると思った。

それはまぁ俺からしてみたらお茶の仕組みを考えながらお茶を飲むことだし、スルメを齧ることだし、薄暗い部屋で孤独にぶっ倒れていること。

それが俺の禅。

なんでそういう事するべきなのかって、お前らすぐネットサーフィンしたり人に相談したり本読んだりして勝手に凹んでるから。

混乱したときの対処療法がおかしい。

ずっと浮足立って悲しい気持ちのままハカハカと動き回っておつかれさんね。

休めや。

上を見ても下を見ても果てが無ぇわけですから、お前が着地できる足場はない。

自分にとっての最低限を見つけてそこに立脚しろ。

◆こころざす

志と夢はなにか違って聞こえる。どういう意味の違いがあるんだろうか。

俺の理解だけど、志は夢あってのものなんだと思う。

夢を育てるための志。

志のない夢は折れ易かろうと思いますし、人から傷つけられた時に冷静ではいられない。

「俺の夢はお医者先生になることです」

これは夢。

「なぜなら、死ななくて良い人を助けたいからです。」

これが志。

中村哲は医師だけど砂漠に河を通して緑化をし、沢山の人を救った。

Zapposは靴屋だけど、そのサービスで沢山の人を幸せな気持ちにした。

それが泣けるのは志が正しく清らかで高潔だからでしょうよ。

We hope that in the future people won’t even realize we started selling shoes online. Instead, they’ll know Zappos as a service company that just happens to sell __.

About Us | Zappos

Zapposがサービスを提供するために靴とか売っているように、夢もまた手段みたいなもんだろう。

手段を目的と混同してはいけないって、よく言うよね。

◆I Have a Dream

I have a dream that my four little children will one day live in a nation where they will not be judged by the color of their skin but by the content of their character.

(私には夢がある。それは、いつの日か、私の4人の幼い子どもたちが、肌の色によってではなく、人格そのものによって評価される国に住むという夢である。)

私には夢がある

「祈り」と似たものではあるが、夢って言ったほうが自発性が感じられる。

我らで成すのだというニュアンスがあるよね。

祈りとか願いだと神頼み感がある。

「夢」と表現したからこそ、叶えるのだという意思が光りますよね。

◆結論

そんな感じ。

いつもどおりまとまっていない。

全部改行だと不思議と文体が変わって面白いな。

もうやらんけど。