パルプフィクション的な。
フィクションというカテゴリ作ろうと思って適当にフィクションをでっち上げたんだけど、なかなか不思議な出来あがりになった。ひとつ前の記事ね。
そもそも、「業突く張り」という日本語の語源がわからなくて色々と思案していた中で思い浮かんだ「業を突く針」というダジャレが元だった。なんでもよかった。
内容は全く考えてなかったんだけど、タイピングを止めずに最後まで書ききってしまった。推敲しようと読み直してたらちょっとウルっときた。
まぁ俺が書いたんで俺に響くのは当然ではあるのだが、それにしてもこのフィクションでっちあげ能力よ。なんかの才能を無駄にしてるんじゃないか俺は。
別に小説家志望とかではなく、小学校のころからプログラマ志望でした。すごいな。我ながら素晴らしい嗅覚である。
◆感想
なんとなく好き。謎が謎のまま残ってるんだけどもさわやか。考える余地は色々とあるんだけど、なんにせよ幸せな感じでよい。温かい気持ちになる。
そしてリアリティ、説得力がある。「業突く針」はあり得ない道具なんだけども、実際にあるかのような読了感があるよね。オチっぽいオチがないのもリアル。
あと、別のフィクション記事がコメディにぶっ倒れてたんで、これはこれでいいよね。ババロアクラゲって何。最後面倒になって捨ててるし。おもんなつまんな。
◆フィクションでっちあげ能力
想像力っていうか、想定力みたいなものが必要なんじゃないかと思った。
例えばね?「宙に浮くリンゴ」が存在していた時に、その周辺にどういう世界が展開されるかを考えてみようぜな。
浮く理由、原理は?浮く品種なのか?
あぁそう。品種なのか。わけわかんねぇけど、じゃあ何のためにリンゴを浮かせたんだ?木にはどのようになるのだ?浮くって、際限なく浮き上がるのか?地上から数メートルの高さを維持するのか?手から離した位置をキープするのか?ジャムにしたらジャムも浮くのか?だとしたらパンに塗ったらパンごと浮き上がるのか?
リンゴっつってるけど甘いのか。酸っぱいのか。大きいのか、小さいのか。赤か、緑か。リンゴ以外の果物も浮くのか。浮かせられない果物もあるのか。
メディアはどのように取り上げるだろう。そして消費者は買うか。そもそも大量生産は可能なのか。価格帯は。皮をむいたら空中にふよふよ漂うのか。
あらゆる要素にネタをぶち込めるし、そのぶち込んだネタから更に、際限なく話を広げていくことができよう。
そうやってフィクションを書いたなぁと思った。
「浮く原理」っつって「反重力の~」とか言っちゃう奴はたぶんブログ・フィクションに向いてないと思う。Twitterで嘘松やってろカス。もっと馬鹿げた理屈を考えろよ。「ほんとは落ちてるんだけど凄くゆっくり落ちてるから浮いているように見える」とか。
◆結論
いっぺん小説書いてみようかなとか頭をよぎったけど、そもそも文章書くのそんな好きじゃないんですよね。書きたいこと書くのが好きなだけで。
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