以下を読んで色々思ったので書いておく。
- 「子どもを産んだら後悔するかも…」結婚5年目の35歳女性が、5歳年下の夫に“子どもを持たない夫婦生活”を求める理由 | 文春オンライン (bunshun.jp)
- 「『子どもを産め』と言ってくる人は無責任だしお節介」子どもを産まない選択をした35歳女性が感じている“生きづらさ” | 文春オンライン (bunshun.jp)
◆前提
※この記事は俺のライフワークであるところの露悪であり、読むと気分を害する恐れがあります。アレで書いているところが多いです。
- 俺は独身だし子供もいない。結婚歴もなし。
- 「子供欲しくない」と言っている人に対しては別に何も思ってはいなくて、でも考えなしに対しては色々な疑問が沸いちゃうので質問したい気持ち。
▼子供は作らなくていいよ
子供いらないっていう気持ちが心に発生したってことは、恐らくもう殖やしてはいけない因子を持っているんだろう。ふつうは遺伝子に操られて子供を作ってしまうものだから。
人間という種が作る大きなうねりのなかで、淘汰されるべき人間であるという遺伝子のマークを受けて生まれてきたのかもしれない。後世に残してはいけない、人類にとってマイナスとなる遺伝子を消滅させるための圧が働いてるんだろな。natural selection。
それはそれで儚くて美しい気がする。(もののあはれ)
っていう気持ちがあるから、子供いらないって言ってる人に対して特に反感とかない。そういう存在として生まれたんだからそうなんだろう。子供を作りたくない遺伝子、ひいては運命に従えばいいじゃない。
Destiny is calling you…
“Obey me, or defy me”運命が君を呼んでいる
403 – Southern Cross [Official Music Video] – YouTube
「我に従え、さもなくばあらがえ」と…
社会から子供産めって言われて子供を産んだらそいつが事件起こすし、その時に「こいつの家系は絶やしておくべきだったわ」って言われるのも癪だろ。じゃあきっと、自分というgeneとmemeを持った劣等種なんて絶やしたほうがいい。未来に継がないほうがいい。
好きにすればいいという前提のうえで、今から余計なことを言う。
◆子供がいることの精神的経済的メリットについて
子供が欲しくないからいらないって、言ってること短絡的じゃない?要らないってのはわかるけど、欲しくないから要らないって態度は受け入れ難い。
「本を読みたくないから読まない」「勉強したくないからしない」「耐震補強工事はお金がかかるからしたくない」くらいの話だと思うんだけど。したくないから今しないってのは近視眼的じゃないですか。
余計なお世話でお節介ですか。でも心配だよ。何はともあれ耐震補強工事はしたほうがいい。トンネルの天井板も落ちてこないように検査しておいたほうがいい。
個々のケースはあるだろうけど、人生の設計を考えたときに子供を成していないと俺は不安。今の状態をずっと保てるんなら妻も子供もいらんけど、そうは思えない。人間は寄り集まらないと弱い。二本の矢は折れやすく、三本の矢は折りづらい。四本なら、五本ならどうだよ。人生のリスクを深刻に捉えるんなら子供を作らない手はない。
という意味で、核家族化はよくないと思ってる。子育てってめっちゃ大変そうじゃないですか。核家族の形態を能動的に選んでおいて子育ての辛さに文句言ってる人がいて可哀想。
感情や財産を何かに投資するんであれば、子供は割に合うんじゃないかね。いやでも子供を育て間違える人も多いから捨てたり捨てられたりはするか。とはいえ何事も自分次第っていうか。日本は相対的に超絶ヌルゲー国家だし時代も時代だし、利用できる制度を正確に利用すれば詰みにはならない。恵まれてる。相対的にな。
◆税金
税金の配偶者控除に俺は反対している。だって不公平にもほどがあるから。
成人二人組であるDINKsの何に控除してやる理由があるというの。独身やパートナーシップ制度を利用する同性愛者に対する差別ですよ。
これからの日本の基盤となるのは夫婦ではなく子供だ。夫婦から税金を抜いて子供に使え。独身である俺からも税金をもっと抜くべきだ。不妊治療をしている夫婦や産まれた子供に税金をザブザブと投入していただきたい。結婚活動に対する補助とかあってもいいよ。しょうがない。悪用されないようにせねばならんけど。
なんにせよ、子供のいない成人は数十年後に燃料が切れるパターン多めで社会の負債になるから、はやいところ重税を課してください。この社会の維持のために。俺は社会に育ててもらったから社会に恩がある。
少子化はDINKsのせいではない。出産と養育にもっと税金を充てればいい。子供を作る気も育てる気もないひとから税金をもっと抜けばいい。基礎的なことは実質無料で子供を産んで育てられるようにしてくれ。それは後々で社会に属する全員の利益になる。
ただし大学無償化とかやめちくり。良いことだと思えない。高卒と大卒の賃金格差を小さくしろ。高卒に社会を経験させてから大学に行かすルートを強化したほうがいいんじゃねぇか。
◆私は自分の子供を虐待してしまうかもしれない
「寿司ってマズそうだから食べない」とか普段から言ってる人なのかな。
こわ…
あるいは、飼ってる犬猫が気に入らないことをしたら蹴とばしてるとか?
どういう種類の占い?お前は虐待の専門家なの?「転ぶかもしれない」と思って歩くことをやめる?「転ばないように気を付ける」「転ばないように手をつなぐ」「転んでも大丈夫なようにヘルメットと膝パッドをする」とかじゃないの普通は。なんでうずくまってんの?立てオラ。
要らないんなら要らないで良いけどよ。虐待してしまうかもしれないって何さ。「かもしれない」を過剰に恐れて立ち止まってる時間なんて人生には無いよ。
◆子宮
子供を産まないってんなら、がんのリスクがある子宮はとっぱらったほうがいいかもね。加えて、月経とかいう産まない人にとっては不要にもほどがある体調不良も消せるし、保険は適用できないだろうけど早くに取れば費用対効果も出せる。子宮頸がん/子宮体がんの生涯罹患率は無視できるほどの低さではなかったはずで、致死がある。サボらず検診に行けば大丈夫だろうけど、それにしても使わない臓器はリスクだ。でも取っちゃうとホルモンバランス崩れたりするんかな。とはいえ、がんじゃなくても子宮筋腫とか(略
子宮を摘出したい | 心や体の悩み | 発言小町 (yomiuri.co.jp)(魚拓)
はー。いろいろあるんすねぇ。「産まない」と「産めない」の差が大きすぎるってのは、そうだなと思った。
▼子宮移植
子宮移植ってあるのかなと思って調べたら、あった。日本ではまだ認められていないみたい。産む気のない人が子宮とかいうクッソ尊い内臓を余らしてるんだから、子を望む人にあげればいいじゃん。
- 2018年:子宮移植の現状と展望 – J-Stage(jst.go.jp)
- 2021年:子宮移植、日本医学会が「容認」 条件付きで生体移植も:朝日新聞デジタル (asahi.com)
- 有料の記事だった。
J-Stage助かる。造腟術ってのもあんのね。知らなかった。
(いまの技術では)産んだ後に取らなきゃいけないというのも知らなかった。万能細胞から子宮を作ったりはまだできんのか。まず心臓とかやってんのかな。
ES・iPS細胞を用いた心臓再生 – J-Stage (jst.go.jp)
J-Stage助かるー。賢くなるー。あああーーーー。
それで言ったら人工子宮とかあるのかなって調べたら、やっぱりやってる研究者もいるね。まず未熟児を育てることに利用したいんだとか。素晴らしい。へその緒とかどうするんだろね。
◆子供を産まないのに経済に不満を言うなよ
少子化の日本社会は先細るにきまってるんだから、数年後に貧困したときは「人口増加に寄与しなかったしねぇ」っつって諦めてくれ。文句を言うな。今まさに食らっている少子化の余波について認識し、子供を産んでくれなかった上の世代に文句を言ってくれ。
子供がいないから将来が不安だって言って(投資せずに)貯蓄してたら、経済はもっと悪くなっていく。社会保障は薄くなって税金は重くなる。しゃあない。子供がいないのだから。
人がいないことは予想だにしない領域にまで様々な悪影響を及ぼす。人間という発電機が少なくなると日本の輝きは小さく弱くなっていって、いずれ他の国に買われる。生活は段階的に不自由になっていく。
人が減れば可能性が減る。人が少なくなれば、楽しいことを起こす人間が減る。社会の面白みが減る。優れている人が減る。人口が少なくなりつつ席が減らないと、能力を持っていない政治家も今以上に当選するし、つまらん不細工でもジャニーズ事務所に入れるようになる。
移民を入れればいいんだけどね。入国審査の緩和とか。難民の受け入れとか。別にそれも悲しむことではない。
◆記事に対して
ところどころ言ってることが意味わからんので、その場で質問したかった。
菅原 そうですね。あとは、私が母親になるとしたら「圧倒的な経済力」と「子どもを許す器(うつわ)」が必要だと考えているのですが、今の私にはそのどちらもないからです。
――どうしてそのふたつが必要だと思うように?
(4ページ目)「子どもを産んだら後悔するかも…」結婚5年目の35歳女性が、5歳年下の夫に“子どもを持たない夫婦生活”を求める理由 | 文春オンライン (bunshun.jp)
文春のまとめたこの記事を読んだだけだから正確なことは言えないんだけど、菅原って自分の感情に対する分析を終えてなくない?なんで子供を作りたくないのかについて追い切れてないように読める。
「いらないからいらないんだわ」「産むのは痛そうだから嫌だわ」「育てるのが果てしなく面倒くさいわ」と言ってくれたら助かるんだけど、経済力とか器とか、理由になってないこと言われると意味わかんなくなります。
そもそも、一人で生きてんだっけ?旦那は?子育て絶対に手伝わないって宣言を食らってるの?
――子育てにはお金がかかるし、子どものやりたいことに寛容にならなければいけない。だから「圧倒的な経済力」と「子どもを許す器」が必要だと考えるようになったんですね。
菅原 もし自分が母親になった時、子どものために一緒になって頑張ってきたことを突然「辞めたい」と言われたら、私も母と同じように「期待を裏切られた」と考えてしまいそうな気がするんです。子どものやりたいことを手放しで応援できるような「圧倒的な経済力」も「子どもを許す器」も、私には備わっていないから。
心情がそうであるというのはわかるんだけど、何を恐れているんだかわからない。自分の母親の子育てを忠実に再現したいって言ってるのか?
- 私も母と同じように「期待を裏切られた」と考えてしまいそうな気がするんです。
いいじゃん。思えばいいじゃん。
- 「子どもを許す器」も、私には備わっていないから。
お前子供いないくせに何を判断できんの?子育ての専門家さんですか?
そんな状態で子どもを産んでも、私は理想的な母親になれないし、いつか余裕をなくして子どもを産んだことを後悔してしまうかもしれない。そう考えると、どうしても「お母さんになりたい」とは思えないんですよね。
理想的じゃなかったらゼロにしたいわけ?不満が一個でもあったら(不満が将来発生するかもしれないなら)可能性を閉じるの?後悔が発生するかもしれないならしたくないの?
別にいいんだけど、どういう価値基準で生きてるんだろう。すぐにでも安楽死したいタイプの極端な安全志向型人間なんだろうか。
犬を飼ってるけど、どうなんだろ。「自分に全然懐かないかもしれない」「躾が全然上手くいかないかもしれない」とか想定しなかったんかな。とはいえ犬畜生だし困ったら海に投げ捨てるだとか殺して食うだとかして処理すりゃいいと考えてたのかな。人間の子供はそうもいきませんからね。
もっと自分勝手でいいんじゃないか。(極めて言い方が悪いけど)無理なら子供を捨ててしまうのも、選択肢として有り得る世界だよ。それとも、子供を捨てるという尋常ならぬ決定についてあなたは個別事情も勘案せず非難しますか?
世間では「血のつながり」とか「家族の絆」が大事と言われているけど、私は自分の体験から「家族には血のつながりがあるけど、絆が結ばれるとは限らない」と思っています。
「血のつながり=絆が強い」というのがどうしても信じられないから、“自分と血のつながった子どもが欲しい”という思いが芽生えないのかもしれません。
俺はこのブログに於いて「絆は糞だ。縁を大切にしろ。」という主張を良くしている。けど一旦忘れる。
絆を信じるんであれば、子供は作れば?血がつながってるかどうかとかどうでもいいんなら子供作ればいいじゃん。血を信じずに絆を尊いものだと主張するなら、自分で人間を一人作って共に暮らして深い絆を構築するのはプラスの事象ではないか。
それとも、相手から繋いでくれる絆をただ享受したいだけなんだろうか。それなら理解できる。自分から絆を繋いでいくような努力は御免被るってことかな。
子供を生産することによって、その子供が他の人間と絆を生成するんですけど、それもそんなに興味ない?
また、老後の寂しさと子どもの有無は関係ありません。もし子どもがいたとしても、仲が悪かったら疎遠になるだろうし、仲が良くても仕事の都合などで離れて暮らすことになるかもしれない。何より、自分たちの老後のために子どもを産むのは、正直どうなのかなと思うんです。子どもの人生は、子どものものじゃないですか。
「老後の寂しさと子どもの有無は関係ない」ことは無くないか。そういう統計があるんだろうか。まさか想像で断言しているわけではあるまいな。
自分の人生における幸福を最大化するために他人を利用しろ。俺はそういう動機ですべての人付き合いをしている。どんな親切な行動をしたとしても、それは自分が幸福を感じたいがために他人を利用しているってだけだ。逆に、他人を利用しているだけだと自覚していれば躊躇なく親切な行動を取れるってもんだ。感謝されることを期待しない自己満足でしかないのだから。
「自分の幸福のために他人を利用したくない」という考えを進めすぎるとそこに落ちる。俺が請け合う。自分が最大の幸福を得るためには、自分の周りの人も幸福であらねばならない。自分に関わってくれる人の幸福を真剣に考えねば人生は幸せにならない。だから遠慮なく私利私欲オンリーで他人を利用しながら生きればいい。
菅原 子どもがいないことで窮屈な思いをしている人は、とても多いんですよ。夫婦で幸せな生活を送っているのに、周りが「子どもがいないと本当の幸せは掴めないよ」と言うのは、お節介の度を超えています。
別に私は、「子どものいない夫婦が最高!」と言いたいわけじゃありません。私たち夫婦がそのスタイルを選択しただけで、子どものいるご家庭には、また違った幸せがあるのだろうと思います。どちらが幸せかと比較するのではなく、それぞれが選んだ夫婦の形を尊重してほしいと思うんですけど……。
「子どもがいないと本当の幸せは掴めないよ」と言ってくるデリカシーのないひとの、その言いたくなっちゃう気持ちは尊重できないのか。だのに自分の気持ちは尊重して欲しいわけ?わがままじゃない?
他者に対して「自分の気持ちを尊重して行動を変えてくれねぇかなぁ~」って発言してますがな。それ相手の主張と同じだよ。じゃあデリカシーのない相手の気持ちを尊重して子供を産めよ。
人それぞれだと言いたいんなら、人に文句を言うなって。自分だけが人ではないよ。尊重の要請は根本的におかしいよ。
デリカシーのない人ってのは、存在する。その相手の気持ちを聞いてみることから全ては始まるんじゃないかね。「あんたは間違っているんじゃないか」とその場で議論せずに「あんたは間違ってた」とか取材を受けた場で一方的に言い逃げするのは不誠実だよ。話し合おうよ。話し合いたくないんなら甘んじて言われてろ。
人と真面目に向き合わないという不誠実をあなたがやっても俺は構わないけど、あなたは人の不誠実に困っていたんじゃなかったっけ。
基本的には動物なんだから、繁殖が良いものだって認識はしょうがない。あるいは味覚があるんだから「わらび餅って美味しいよね」という発言に傷ついている味覚障害の人とか想定しづらい。自分を傷つける発言に困ってるなら、菅原もこの発信により確実に人を傷つけてることについて思い至らんか。ありとあらゆる主張により、ありとあらゆる人が傷ついてんだよ。
相手の言っていることが誹謗中傷じゃないんなら、もうスルーするしかないんすよ。年下の俺がいうことじゃないかもだけど、年長者の忠告はとりあえずうんうんと聞いておけ。気にしてるから窮屈なんであって、全部を真に受ける必要なんてない。疲れるしよ。疲れてほしくないわ。
▼あなたは成長しないの?
「子供を許せないと思う」みたいなことを言ってたけど、自分の許容力とか高める予定ないんですかね。人間力を高めざるを得ない機会とかもサッと放棄したりするのかな。精神の安定感とか鍛えていく気はないのかな。己を高める気がないのはいいけど、それで人に文句を言い散らすんだな。なんだその態度。進化しないなら滅べよ。あ、滅ぶんでしたっけ。世話ねぇな絶滅しろ。
◆もっと納得できる理由
- 産むときに死ぬリスクがある
- 死ぬのはこわい
- 産後のうつで自殺しちゃう人もいる
- 子供というものが嫌い
- 子供嫌いが子供産んだ時にどうなるんだかって興味ある
- そういう調査とかあるのかな
- 子供嫌いが子供産んだ時にどうなるんだかって興味ある
- 金がない
- 社会保障使えとは思うけど
- 性格変わりそう
- 女性はホルモンバランスが変わると聞きます
- いい変化が起こるパターンのほうが多いんじゃねぇかな
- さもないともっとやばい社会になってただろう
- 夫婦関係を変化させたくない
- あんたらの絆がトイレットペーパーくらいの強度であれば間違いなく悪いほうに転ぶだろうね
- なんとなく
- なんとなく生みたくないってのは納得せざるを得ない
- 俺はデリカシーがないので少し質問しちゃうかもしれないけど
◆結
子供を作れって言ってるわけじゃないんですけどね。変な理由をこねられると黙っていられない。
個人的には人生のデカい変化を好むので、ひたすらにもったいないなと思う。平坦な道じゃきっとつまらない。君と生きてく明日だから這い上がるくらいで丁度いい。
変化はお嫌いですか?
…あ、お嫌いですか。じゃあ変化はお下げしますね。
感覚的には、生牡蠣とか提供されて「おなか壊すかもしれないから食べたくないな…」ってしてる風にしか見えない。MOTTAINAI。食べればいいのに。おなか壊したとて死ぬようなことにはならんし。口に合わなくても死ぬようなことにはならんし。
つまり俺が何を言いたかったかっていうと、記事中の写真が変に気取ってて浮かれてるのが気持ち悪いってことです。ダサしゃらくせぇんだよ。実になることをしろ。いや子供を作れって意味ではなくて。
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