【漫画】「マズイは言ったらあかん」子どものママへの神対応 「めっちゃ大人」「作った人への敬意を感じる」|まいどなニュース(魚拓)
ない。
マズい時はマズいと言える関係のほうが断然健全至高善だ。マズいと言えない関係は辛い。日頃お料理作るのが大変で献立を考えるのも大変でっていうものわかる。でも、マズくなるのってしょうがないじゃない。回避することは難しい。
マズいと発言することは、実は侮辱ではない。正直な感情でしかない。それを言ってはならないってのは抑圧だ。
逆に「食品から生ゴミ製造してんじゃねぇよ雑魚パティシエが全国の百姓に謝罪行脚してこい食品ロスの権化よ」っつって特製ハヤシライスを壁に投げつけられたらそれは侮辱だろうけど。
◆マズいの真意
「いつもは旨い」の裏返しっすよ。
攻撃的な意図は通常ないよ。マズいって言葉のネガティブな響きだけで苦しんでゴキブリみてぇにのた打ち回ってるのは、過剰だよ。言葉の響きにいちいち傷ついていたら言って欲しいことすら言ってもらえなくなるよ。何かを発言することそれ自体に重石が乗って鈍化する。しょうもない人間関係ばっかになる。
どうしようもなく傷ついたんなら「傷つくわぁ」って言っとけばいいじゃないのさ。
創造物を貶されたことについて、そんなに感情を動かしててもしょうがない。料理や漫画を貶されたってしょうがない。ブログを貶されたってしょうがない。クソコードを貶されたってしょうがない。どうやったって人生までは貶せない。「へーうるせぇなコイツら死ねよ」っつって次頑張ればいいんだよ。
◆現実
世間には傷つける意図のない言葉に傷ついてグチグチ引きずるザコが多いものですから、「マズいと言ってはならない」は実際のところ正しい。それにしてもこのエピソードを良い話としてしまうことには異議がある。
「これマズいわ」とか言われたんなら例えば
- それな
- そういう日もあるわ
- どうマズいんだか詳細に表現しろ
- 不味いはずがねぇだろ
- テメーの舌が腐ってんだよボケ
くらいの応答をすりゃいいんだよ。「豆腐入れすぎたからそれかもな」も正しい。マズいと言ってはならないという制限は無い。思ったことを言ってはならないという人生になって欲しくない。
◆人付き合い
マズいにしても伝え方の工夫はあろう。「うすい」とか「かたい」とか「くさい」とか「鱗が大量に混入してる」とか、もっと具体的に指摘したほうがカドが立ちづらい。より説得力を増すためには自分も料理をすべきとも思う。
旨いときはウマいウマい言いながら食うのがフェアでもある。天才だよアンタっつって誉めそやせばいい。
料理を提供する側は、相手と親しい関係だと認識してんなら「マズい」に傷くべきでない。貶す意図が見えた時に初めて怒ればいい。
言いたいけど言えない言わないって運用は、味の話題に留まらん。むしろ味の話題でそれならもっと深刻な話ってどうすんだよ。
他意のない言葉で無駄に悲しんだり無駄に怒ったりしてると関係が腐る。本音を隠した馴れ合いなぞ続けていると、プレートの歪みが蓄積されていくばかりだ。いつか大震災が起こる。そういう関係性を俺たちは山ほど見てきたじゃないか。
◆結
変に傷つく人間は、つまり貶す意図のあるなしが判断がついてないんで人間を選び損ねたりするかもしれないと思った。表層を見て物事を判断してはいけない。
うん。ハヤシライス食べたい。
草っぱ
美味しくない料理に対して
「美味しくないけど作った人への敬意として黙って食べよう」
というのが美徳とは俺は思えなかった。
家庭と価値観の違いかもしれないけど、
あくまで注意するのは母親であれよと思う。
姉に母親の真似事をさせて満足しないでほしい。
これは、他者に自分の思っている事を代弁させている事へのアレルギーかもしれない。