アイツがこの案件を離れてしばらくになる。
◆クソ崎
それはそうと、いま俺はクソ崎から相談を受けている。何か知らシステムを組みたいとクソ崎が言うので「Power Appsを使えば」とか言って作らせていた。俺もPower Appsでシステム組んだことないけど。
木材とか樹脂とかで商品を作って原価がどうこう。レジンテーブルがどうこう。QRコードでどうこう。
クソ崎とDiscordで通話しながらモニョモニョとEntityを定義させていた。いたのだが、クソ崎はなんというか…キモとなる要件を話題に出すのが遅い。あとになって「うーん。いやでもこういうの(オペレーション)があるからなぁ。」みたいに言ってきて、いやオメーそれ前提覆るでしょうが。みたいな。
外注加工って!お前は!かなり前に話題に出しとかなきゃだろが!
っていう感じのそういうアレは、クソ崎がクソバカのクソ愚かなる民であることとあまり関係がない。
つまり、システムを組むエンジニア(俺)は単に経験があったがゆえに何をおさえるべきかってことを感覚的に知っている。でもクソ崎はCADのプラグインを作ってるだかの世界に住んでいるからその辺の勘もないのだろう。致し方ない。
というのでピンときたことがあった。
◆でかいプルリク
俺にでかいプルリクを投げてきていたアイツのことだ。
つまり、あのアイツには「どうやれば実装できる」って見通しが一切ないのですよ。俺には経験上その見通しがつく。だから「見通しのついてなさ」がわからなかった。「なんでプルリクでかいんだ」と毎回首を捻くり回していた。折れるほど。
段階がねぇんだ。「この範囲までを切り出して実装可能」の線引きがない。だもんでドギャスと大きく実装される。
見通しがない実装だから、そりゃあデカめの設計ミスがある。うんうん。
えっ。いや…まて。
いやいやいや。「こう実装しようね」って話したじゃん?段取り…
あれ…
ゑ…?(恐怖)
そう。実装の先行きについて確認したよ俺。話しながらA4の紙にカリカリと順序を描いて渡したじゃないか。確認してないのは見てないところで着手してたやつだ。タスクのアサインはしていたけども。
なんなんだ。あの野郎。なんでああいう取り返しのつかない感じに実装してきたんだ。「大きくなっちゃいました///」みたいな言い草だったと思う。「いやならねぇよ」と普段なら言うとこなんだが、生憎忙しい身であったしコードが難解なもので、判断がすぐに付けられんかった。
「あ…うん。通そう(逃走(激うまギャグ))」という逃げをしてしまった。けど、これは。俺が悪いんだろうか。
◆道具人間
俺という人間は、かなり便利な道具であるはずだ。人に相談されること好きだし、集中切られても即復帰できるタイプだからイライラしたこともない。聞かれずとも根拠まで話すし話しながら別解も検討するし反論してもうんうんと聞くし。
お前ら俺をちゃんと利用しろや。俺の機能を理解しろ。お前らの(コード、API、DBほか)設計能力で、デザイン能力で、UX計算能力で、知識で、なにかをキレイに組めると思ってんのか。そこを補うための道具としてのプロパーっていうかpermanent employeeっていうか俺だろうが。
階層でみたときに下につく人間であったとしても、必ずしも上の人間のサポート役ではない。モノづくりにおいては下流で手を動かす人間こそ主役で、上にいる人間はサブキャラに過ぎない。半分嘘だけど。
嘘というか、そもそもにして上流と下流の線引きがどんどんと改革されてきていて、(略
俺はきっと頼りにくくもねぇ感じだろうが多分。俺は、俺が今まで会ってきた誰よりも情緒が安定しているという自負がある。頼れや。さもないと俺が存在している意味がない。俺が解雇される。解雇いやですわ。殺すぞ。
自分のやっていることに自信が持てるかをこまめに確認しろ。よくわからんなら「聞いてほしいだけなんですけど、こうしようと思ってます。」みたいに宣言しろ。俺を巻き込め。長い時間使って困ったり、あるいはもう作っちゃったりしてから巻き込むのは遅い。
その点クソ崎はかしこい。すぐに俺を利用するから。ただお前は金を払え俺に。
◆解法
ちゃんとしたアジャイルをする。チームで課題をしっかりと共有する。プラニングポーカーする(ことによって「何をするのか」を作業者に説明させ、自覚させる)。
あのときは出来なかったんだよね。色んな理由があって。ごめんね。
あとは、俺がもっと頼ってもらえる人間になること。テメーで気づいていないやうな頼りづらさもあるのかもしれない。忙しそうにしてるか悩んでるかだし。でもでも、俺をうまく使うひとも普通にいるし、別になんだろう。今のままで運用すればいいような気がしてるけど。
◆結論
便利な人が現場にいたらラッキーなので便利に使おう。不便な人だけで複雑な何かを考えると良くないことが起こる。
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