男女平等な社会を目指すフェミニズムって何?自分には関係ない?怖い?公平に生きるとは | TVer

「上田と女が吠える夜」「上田と女がDEEPに吠える夜」という番組を毎回見ていて、やっと、待ちに待ったフェミニズムの話題が来たので感想を綴る。書かれていることは全然まとまってない。整頓する気も推敲する気も起らない。さながら排泄。

◆全体感

語られた内容としては浅めであった。教科書で言うところの3ページ目のヘルジャパンのあたり。現代フェミニズム全体の動向みたいな話ではなく、女性が虐げられている日本という国についての話でありました。ちょっと残念。ちゃんとした学者の人とか監修に入れればいいのに。

と思ったそこのアナタ。お前は愚かすぎます。女性視聴者が多数を占めるであろう番組に於いてフェミニズムを題材にした時点で、表現できる内容はヘルジャパン以外にないっす。なぜか。女性様を少しでも批判する内容を放送しようものならボーダーの方々からSNSで滅多糞に叩かれるんですから。

そんな程度の低いことする女性はごく一部である…みたいな主張も少なくともSNSでは通らない。ヒステリックで視野の狭い小学生みてぇなツイートにだって何万も👍が付く時代なのですから。そういう彼女らをむざむざ敵に回すこともないし、求められてるのは女性が気持ちよくシコれるAVなんです。スカっとJAPANを観る人向けの番組づくりが正しい。

言わなくていいことを言ったら男性以上に爆発して男性以上に恨み続けがちな傾向を持つのが女性であるから、言わなくていいことを言ってはいけない（戒め）。男性は批判してもそんな怒られんけど、女性を批判してはならない。

◆フェミニズム

まずもって線をちゃんと引いておきたいのは

  • フェミニズム
  • 現代日本の女性向けフェミニズム

の二種類。この番組で主立って取り上げていたのは後者。だから俺も後者にのみ言及する。フェミニズムという言葉について「今の日本のフェミニズムのことだよ」という補足は今後しない。

◆フェミニズムは男性にとってもよいものである

部分的にそう。ただしフェミニズムから「フェミ」という言葉が取れない限りそれは女性の権利拡大を主張し続ける思想であり続け、男性の権利や子供の権利や老人の権利や障害者の権利、つまり女性以外の権利は抑制され続ける。フェミという言葉が外れたときに相互の権利を尊重するための思想になるんだろう。

女性の権利が抑圧されている国や地域や時代は間違いなく存在しているんで、そこでは正しくフェミニズムが運用されていることもあるだろう。

◆降りる順番などない

社会から押し付けられる「女性らしさ」から解放されることを求める運動

それを主張する場合、フェミニストを標榜する人間は性別について全ての押し付けや偏見をまず己から止めなければならない。つまり「男性が」「女性が」という発言をしてしまった時点でヒビがいっている。フェミニズムを押し付けるような行為、フェミニストになれという発言も同じ。

もしもフェミニズムを押し付けることが正義であるんなら、その他ありとあらゆるイズムの押し付けを自分から許容する必要がある。あるいはフェミニズムは正義ではないという意識であるんなら、もうどっか山に籠っていてくれ。

フェミニズムが女性のマイナスを解消する活動であった場合、まずフェミニストから女性のプラスを放棄し、男性のマイナスを許容する必要がある。

ということは無い。この段落にいままで書かれたこと全て無い。

なぜならフェミニズムは闘争だから。あらそいごと。だから女性が男性や子供や老人に何かを譲る必要なんてない。フェミニズムを押し付けることに過誤はない。闘争だから。これは領土拡大のための侵略戦争なんです。女性の権利拡大が目的であって、あるいは任意の女性が不平不満を吐き出すためのツールがフェミニズム。

「女性は社会から抑圧されている」と聖典に書かれた宗教。事実抑圧されているならいいが、ある部分だけ切り取って女性だけ損していると言ってみることなんて簡単だし共感を得られる。男性が割を食っている部分なんて興味ないしどうでもいい。なぜなら女性には関係ないんだから。お互い様とか譲り合いとかどっちもどっちという言葉は通用しない。聖書にそう書かれておりませぬ。

平等思想のためのゲームではなく、平等はバトルに勝つためのカードのひとつに過ぎない。平等ゲームにhumanならぬfemaleってタイトル付くわけねぇでしょ。そういうわけで女性にとって有利なタイミングで平等カードを切って、女性が不利になるタイミングでは平等カードを引っ込めれば有利だ。男性側に一方的に負担を与えても問題ないことになってるのはフェミニズムの神域である被害者意識の御業によるところ。

◆フェミニズムって怖い？

フェミニズムの文脈では女性は女性カードが最強で怖いので女性を否定できない。だからフェミニストが間違っていても否定できない。だから狂ったフェミニストがそのままのさばり、外界からしてイメージは悪くなる。だから怖いと言われるけど、まぁ見て見ぬふりするしかない。闘争するにあたって体裁なんてひとまず関係ない。

フェミニズムは学問ではないので互いに語る言葉は互いに精査されず、発言した瞬間に事実として扱われる。たとえ女性の自業自得により被った応報であっても、語り部はそれを隠してもよい。語り部が嘘を吐いても誇張しても精査されない。客観的事実は蔑ろにしても問題なく、何が言いたいかっていうと詰めちゃいけない。疑義を呈した時点で敵になる。議論をしようと試みてはならないなぜなら宗教だっつってんだろさっきから！

というようなフェミニスト世界観は違和感になって、社会生活を送っている一般人はよく気づくものである。あるストーリーを提示されたときに、語られていない部分に自動的に思い馳せてしまうものである。そして好奇心旺盛な誰それが素朴な疑問を呈したがゆえに的にかけられ磔にされてシバかれている様子を見て恐れる。フェミニストの言うことに何か特有の近寄ってはならない、どこかで嗅いだ匂いを感じて離れていく。

◆ジェンダーギャップ指数

ジェンダーギャップ指数を持ち出したのは流石に呆れる。テレビで扱える数字じゃないってさんざん言われたでしょう。ランキングの数字じゃなくてそこに書かれている内容を読んでくれよテレビの人は。

◆女性だから

フェミニズムがマズいと思えるもうひとつの側面が、女性を無力化するところ。個人の抱える問題や誰しも抱えている悲しみについて、それを女性だからという言葉に丸めて社会のせいにし、自分が成長せねばという気持ちを阻害する。政治批判しかできなくなってしまった限界老人と同じ病理を抱えさせられる。

「女性だからこうなった」「男性だったらこうならなかった」という言葉も等しく精査されないし、精査されてはならない。許容されてしまう。延いては自分を女性という性別に縛り付けてしまう。それは人間性の発展にとって害悪でしかない。

なまじ社会のせいだったとして、その社会が嫌なら社会の世話になるのをやめて別の場所に行けばよい。はるか昔から男女問わずそういう選択を自己責任で全人類やってる。社会からの利益を得るだけ得ながら社会に貢献せず腐しているのはフェミニストすぎる。

男が自分で自分の行動の責任を取りながら生きているのに、女性がフェミニストになってしまったらもっと追いつけなくなる。責任を回避して権利を主張するような女性が増えてしまったら女性政治家は今よりももっと減ってしまう。責任を取れる人しか地位を得られないんだから。

◆MEGUMI逃げるな

フェミニズムから逃げるな。男性を批判して女性を持ち上げろよ。もっと被害者ヅラしろ。なんだそのギリギリな主張は。若槻も大久保もあさこも逃げるな。出演してフェミニズムについて語れ。ああ～～早くフェミまみれになろうぜ。岡山の県北であえる奴なら最高や。

◆フェミニズムと表現規制

フェミニズムは対外闘争なので、つまり女性が気に入らないものは抑圧してよい。女の子向けの童話が恋愛や結婚に重きを置いていた場合、それを好んでいる幼児について考える必要はなく、気に入らないという理由で批判してよい。性産業に従事する女性もフェミニストとして気に入らないから安全地帯から批判していい。

女性は寛容な気持ちを持つ必要はない。誰かの表現にイラついたんならフィクションでも個人でも企業でも存分に批判していい。ただし、少女漫画を叩くと女性を叩いたことになるのでしないっていうかカウンターが怖い。

フェミニズム界は自然な検閲文化が発達していて、男性の発言が正しいかどうか、あるいは実態に即して表現すると「キモくないかどうか」は女性が決める。女性以外の他の誰にも物事の正しさを決める権利はない。男性だけで決めたことは押並べて悪で、女性だけで決めたことは善。そういう意味では外に開かれたっていうか巻き込み型の宗教。

◆女性同士で話し合ってもろて

フェミニストがピルの販売禁止を訴えていたことあるゆえ、それによって認可遅れたのもいくらかあるでしょう。男性に決定責任を押し付けるのもいいんだけど、男性のせいにしたい場合はまず女性同士で話し合ってから男性に文句を言っていただけないか。難しいか。ごめん。権力者＝男性とか、自分の思い通りにならないことの原因＝男性みたいなことも聖典に書かれているらしいから仕方がないのかもしれない。

女性同士で女性らしさの押し引きしているのを眺めていたら、女性を解放しろって矛先が男性に向かってくるのは流石にワロス。女性の思い込みまで男性のせいにされるのは芸術的なので美術館とかに飾るまでにしといてくれな。

◆女性は能力が高いという前提

能力という言葉は、ここでは人間的能力ではなく社会的能力を指す。

社会的能力が高いなら女性は既に高い地位に大勢いるはず。と、思わないのは何で？事実として今も能力の高い女性が高い地位にいるじゃないか。

子育てをせねばならないから地位が低いのだってあなた、それ自分の選択じゃないか。あなたの能力が高いなら夫を養って夫に子育てさせればいいじゃないか。男性を従わせる能力がないんなら社会的能力が低いってことじゃないか。っていうかもうお望み通り結婚しなくていい社会になったじゃないか。周りの女性に男を養って家事をさせろとエンハンスすればいいじゃないか家事をさせられて大変だと宣うのであれば。

何か得るためには揺らした天秤の掲げたほうを捨てなければならない。昔の偉い人がそう言ってました。そこを捨てずに一挙両得を試みるのがフェミニズムです。どうですか？あなたもフェミニズムに興味が湧いてきましたか？湧きませんか。まいったな。

ほんで例えば男性が子供を産む日本社会を想像して欲しいんだが、その世界では女性が男性よりも大幅に活躍していると、ほんとにあなたそう思います？現代日本女性たちが自ら責任とリスクを負って重厚長大な事業や政治を動かすと思いますか？例えば女性が完全に子供を産まなくてよくなった社会で、女性が男性ほどのGDPを一次産業で、二次産業で、三次産業で生み出しますか？

いま、一部の女性しかそれをしていません。そしてそういう女性は増えてきているだろう。でもフェミニストは別にそういうパワフルな女性を目指して行動をしているわけでもない。

社会の存続に対する責任感の総量の差が、男女間で大きすぎると俺は思うんです。なんでそう思うかって？フェミニズムみたいな他責思想に酔ってる女性が目に見えて多いからです。社会全体をよくするために実働するどころか社会にぶら下がって女性を優遇しろと囀ってるような性別に何の責任感を見出せるというの。いや性別っていうかフェミニストに限った話だけども。

下積みも苦労も痛みもドブ板も危険も責任もなく、でも苦労して上り詰めた男性と同等の権限をいただくことこそフェミニストの真骨頂。権限をいただいたうえでワークはせず口だけ出して、ワークさせられそうになったら逐電して経歴だけもらえれば上々。つまり能力とはそういう能力を指していたのかもしれない。

そもそも、女性には女性の領分があるのになんで一部男性のように社会で高い地位に上ることを目指しているのか。そりゃそうしないと女性が被害者になれないし、不平不満を男にぶつけられなくなるから。女性の土俵には女しかいないから誰にも文句言えないな。女性社会で袋叩きに遭うのは御免だ。女性はこっちから攻撃したときに男みたいに手加減してくれないし。ひとたび敵って認識されたらそれをいつまでたっても解いてくれないし。

◆狂人

男性の狂人の発言を男性のせいにしてよいんであれば、女性の狂人の発言は女性のせいになる。それでいいの？よくありません。フェミニズムは常に正しいんで女性の狂人は名誉男性として扱われる。あるいは男性によって狂人にさせられた被害者として扱われる。女性に責任がかかってくるシチュエーションなどない。森羅万象天地万物一切合切はその責任を男性が負う。フェミニストがフェミニストになった原因すら男性に求められる。ありとあらゆることについて女性には芥子粒ほどの責任もない。フェミを鼻からキメれば男性のいる環境下で女性は無謬の存在たりうるのだ！

フェミニズム界の女性には責任能力など必要ない。フェミニストの思想は責任プルーフ加工された禁治産者を生み出す。あらゆる責任を回避できることは自分の意思を持てないことと同じ。生きるのに責任能力が不要な人間には、言語も、もはや理性すらも不要なのかもしれない。それは一般的に狂人として扱われる。もちろん男性の責任下で。

男性性の搾取を前提とした女性自立志向的排他思想がフェミニズムでありながら、自分の人生よりも男性のいる方向を見つづけていないとフェミニストになること叶わず。∴フェミニズムに女性の自立はない。かたやフェミニスト以外の人々は社会性を持っているから元来男女の別なく互いに支え合って生きているし、支え合うことに満足している。

◆下駄

男性は進学就職昇進で下駄を履かされていたとして、それを批判する場合、女性からまず女性の下駄を脱がねばならない。ということはない。わかってきましたね。そうフェミニズムだから。

「お腹空いてる人に大福を」って例えは筋が悪いな。だってホームレスも餓死者も男性のほうが断然多いんだから。幸福度調査も男性より正規雇用の少ないはずの女性のほうがずっと高いんだから。男性労働者を救わないとって話になりかねん。軍法会議もんです。

◆結

あの瀧波ユカリって人よかった。新鮮ないいフェミだった。ありがとう。