◆なにそれ
知るかよ。
あいや、うん。アニメ映画です。
映画「グッバイ、ドン・グリーズ!」公式サイト (donglees.com)
◆観るべき?
全然。予告とかCM見ていて面白くねぇだろうなという会話をしていたはずなのに、なぜか観に行くことになって、予定調和的にストライクつまらなかった。
一緒に観に行ったAGOのスマートウォッチが上映中に所有者のストレスを検知し、「休息をとってください」と勧奨し続けていたらしい。あとでグラフ見せてもらったら真っ赤になってた。
◆何がどうクソなのか
つまりFF15だった。おおきく振りかぶってた。腐女子が認識してる銀魂みたいな感じだった。
一部の女性作家が男同士の心理的繋がりを描こうとして糞まみれの粘着カマちんぽになっちゃうやつ。
どうしてこんなにキショいものを描いて平然と生きていられるんだろうか。不思議でならん。黒歴史ノートを生成してるNOWだぞ。
映画全体に、あからさまに女性視点で構成された男性の友情がまぶされていました。それだけでもうオワリですよねって。なにゆえ低能の豚に任せきった脚本をやるんですか。かわいそうだよ独力でできないことをさせるなんて。補助輪を与えろ。どこかにセーフティを据えてあげなさいな。
さもないと陰キャ主人公が村(?)の不良を見返すために女装するとかっていう極まった脚本を作ってきやがるし、もう、眉間の奥が痛くなったさ。スクリーンに映し出される展開が寒すぎて「はわわわわ」って言ってたかもしれない。絶対女が作ってるって思いながらずっと観てて、スタッフロールで監督脚本が女性だったんで安心した。
登場人物が三人いたら一人くらい女の腐ったようなのがいてもいいんだけど、三人全員の精神がまんさん丸出しだったんですから。そりゃおかしいぜ。
バカのやりかたが全然男じゃないし、ある事象があったときの精神の揺らぎ方が不可思議なほど女々しい。単に次どうするかを相談しあえばいいような場面で発狂してへこたれて泣き言をさえずってるのキッショい。現実にこんなんいたらどう感じるよ。
物への当たり方もヒスっててキショい。男は通常もっと粛々と静かに畳むように自傷するわ。誰か俺を見つけてくれーーーー!みたいな自傷するのは特殊すぎ。発言で自分の死を匂わせたりする人間がいますか。あたしゃ今このことについて悩んでまーーーーす!みたいにしないわ。
月並みな例になるけど、スタンドバイミーとか観たことないんすか?ロードムービーという形式の代表作を観ろよ。少年のやってることは根本的にはあれだよ。良い部分も悪い部分も含めてのあれだ。
◆展開
なんかずっと夢の中にいる感じ。フワフワしてた。最終的に何を観せられたんだかまるで判らない。そんなもんかもしれないけど、じゃあキャラクターには魅力が欲しい。セリフをその時々で脚本家に言わされてて、子供のお人形遊びだ。むざむざリソース費やして映画にする意味ない。趣味は趣味でやっとけ。
主人公たちがショボいんで、何が起ころうとどうとも思えない。シーンごとに青春風味とかあったけど、そういう風味付けばっか一生懸命やってて基礎がガタガタだから一貫性のないワケのわからん映画になるんじゃないんすか。登場人物が死んでもどうでもよくなっちゃうんじゃないんすか。
舞台の設定とか人物の背景がスカスカなんだよな。人間関係の奔流が最後まで表現されない。だから世界の広がりとか深みを感じることができない。世界地図を広げたとしても広い世界を表現できたことにはならない。あの映画は点と点だった。線も面も感じ取れなかった。
ここぞのキメ台詞っぽいことも薄ら寒いし。「アイスランドとニューヨークは地図の端と端」って言った時点で劇場で観ていた全員がツッコんだと思うぞ。それ近いって意味じゃんって。
奇跡が起こることに文句はないんだけど必然性がないっていうか、「で?」になってしまう。奇跡と表現するのも憚られる。発生する可能性の極端に低い事象ってだけ。変な表現になるけど、奇跡のリアリティが欠如してた。マッドハウス制作なら東京ゴッドファーザーズとかいうインチキご都合主義まみれアニメ映画があったじゃん。あれ最高だったじゃん。
あと、連想も身勝手でついていけない。作った人が最近知ったようなこととか映画に盛り込まれてる雰囲気してる。魅力に乏しい脳みそが映画に盛り込みたいことなんて高が知れているよな。
◆日本の制作会社によるオリジナルアニメ
おわりつつある。打率低すぎ。絵だけが綺麗になっていくけどそんな詰め物個人的にはどうだっていい。本物をくれ。俺と日本のアニメ業界との間にもう信頼関係はない。ただ今回で言えば劇場予告からCMからつまらなそうだったし、裏切られた感じは皆無でした。
ドラえもんもポケモンも昔のほうが面白くて、暗澹(将来の見通しが立たず、全く希望がもてないさま。)たる気持ちする。ドラえもんに至っては原作が同じものをつまらなくリメイクしてんのがヤバい。日本じゃねぇけどトムとジェリーも現代版はつまらんしパワーパフガールズもリニューアルでゴミカスになったし。金も時間もかかるものなんだから、もっとマトモな人に脚本を担当させたほうがよかろうて。制作物の面白さを担保できるオモシロ人物を雇うべきでは。
まだ、人は死ぬなんて当たり前のことすら 考えたことがなかったあの頃
見慣れた町のすぐ外には 世界につながる扉があった
あの頃の僕たちは そんなことも知らなかったんだ
台詞の書きっぷりがおかしいっす。音感もリズム感もへったくれもないです。憤懣遣る方もないです。脚本家が低品質のガラクタです。クビにして窓から放り投げろ。品質管理部門でも編集部でも設けろ。
そういう感覚ですから、俺にとってブルーサーマルも98%の確率でつまらない。
あ、原作あんのか。でもまぁつまらないんだろう。だから観ない。日本のアニメはそろそろもうつまらないから金払ってまでは観ない。こう思うように俺を調教してきたのはアニメ業界のあんたたちです。
あああーーーつまらないはず!これはつまらない!
っていう感じの気持ち。
そういえば地球外少年少女を見逃したな。というのと、ドングリーズの監督脚本やった人が同じく監督をしている宇宙よりも遠い場所って作品は面白かったらしい。観てみるかぁ。
◆結
[Alexandros]がテーマソング歌ってたな。
映画の主題歌になったフル楽曲がYouTubeで91万回再生ってなんだよ。あんなに持て囃されてたのに、いつのまにオワコンになってたんだ。っていうかOfficial髭男dismのほうが音楽的にも詩的にも相対的にだいぶしょうもないんだから道義的にはあっちが淘汰されるのが健康的で持続的な有機的統一体だろ。
とはいえ、音楽ならぬ声質とか流行り廃りで商売してたら制御なんかできんわな。蓋然性合理主義の正論に揉まれて僕らの音楽は道具に成り下がってろ。
メディアコラボ楽曲なんてもんシコシコ作ってるアーティストとかロクなもんじゃねぇわ。
あっ(落涙)
すみません。ごめんなさい。
…いやでもツッコミどころのある歌詞だよな。もうちょいイジれたような気がします。あるいはもう少し聴きこめば腑に落ちるんだろうか。
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