◆結論
※自己責任でな。
- まず服を脱ぎます。
- セロテープを長めに切り出して、その両端の粘着面でB-CASカードを挟む。
- B-CASを挟んでいないセロテの粘着面は貼り合わせておく。
- テレビが倒れないように、台を足で踏む。
- 両手の小指でセロテごとB-CASカードを力いっぱい挟みながら
- 「おまんこ^~💢(激怒)」と叫びつつセロテを真っ直ぐ引っ張る。
- 抜ける。
以上。
引き抜いて、しげしげとB-CASカードを眺めてから金属んとこにアルコール吹き付けてティッシュで拭いて刺しなおしたら映った。刺す方向を見失わないように注意しとけ。
◆いきさつ
五年物の東芝テレビなんだけど、「B-CASカード刺さってねぇよ」みたいに文句をたれてきやがる。映像も映らんし音も出ない。
テレビ「B-CASカード刺さってねぇよ」
俺「いや、そんなはずねぇよ」
テレビ「刺さってねぇよ」
俺「なにぃ?」
俺、テレビの側面を見る。
俺「刺さってるって」
テレビ「刺さってねぇよ」
俺「クソが」
隣の部屋の人「あの人また家電と喧嘩してる…(ドン引き)」
◆抜いてみる
一旦抜こうと思った。ぬこうとする!
が、とっかかりがないというか、カードが本体からほぼはみ出していない。窪みはあるんだが、親指と人差し指でカードを挟めるほど窪んでない。
うーんこのダメ設計と思いながらカードを指でグニグニしていたらテレビ映った。
じゃあいいやと思ってテレビ見て糞してシコって寝た。
◆また映らなくなった
ので、グニグニしたら映った。ということを三回くらいやったんだけど本当に映らなくなったので抜く。
両手の小指で挟んでおもっきし引っ張ったんだが抜けない。すっごい頑張ったんだけど抜けない。
B-CASカードとかいう天下りうんこ企業謹製のゴミにブチ切れながら「これソニータイマーみたいなものなんじゃねぇか」とか陰謀論をでっちあげて家電業界に憎悪を募らせた。B-CASカード交換に2000円とかかかるらしいっすよ?勝手にスクランブルかけといてアホかよ殺すぞ。
というので、とりあえず抜きたい。でも部屋にラジペンとか無いしどうしよう。
涙目で部屋を見渡した時、絆創膏が落ちてるのを見つけた。絆創膏を目視したその瞬間にコペルニクス的転回が雷撃の如く拙者の脳裏を駆け巡って摩擦係数をニュートン力学すれば抜けるんじゃないかって思って絆創膏で挟んで引っ張ったんだけど、脆くも絆創膏は千切れ去った。
キズパワーパッドだったんですね。でもそれにしたって千切れるのはどうかと思う。どんだけガッチリ刺さってんだよ。おかしいだろ。おかしいですよね?私が正しいですよね?あなたはどう思いますか?
っつって、世の中の何もかもが嫌になってB-CASカードの刺さってる穴に爪楊枝とかを刺してみたんだけど映らない。テレビ映らない。
セロテープもこの部屋にはない。
はて…と思ってたんだが、なぜか3Mのスコッチテープがあったんでそれで挟み込んで抜こうと試みた。そしたらオメー、B-CASカードに係った引っ張りパワーでテレビが倒れそうになったんだぜ。横に。
「いやかたすぎ~!」とか「どんだけ~!(IKKO)」とか叫びながら台を足で踏みながら悪戦苦闘。無事に抜きましたとも。
で、拭いて刺しなおしたらテレビ映りました。良かったこれでミュークルドリーミーをみられる。
◆結論(にかいめ)
B-CASカードに関わったやつら全員のほっぺたをつねりたおしたい。あと東芝のテレビは金輪際買わない。
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