主食のヨーグルトと納豆とめかぶを買いに西友をぶらついていたのだが、素晴らしいパッケージデザインのチョコを見つけてしまい、思わず買ってしまった。
この画像のそのままが棚に置かれていて、なんかキュンときて買ってしまった。実物のほうがキレイよ。
ミルクチョコレートも置いてあって、赤い。良い。ふたつ並んでると最強コンビな感じする。タカ&ユージ。
◆どこがいいのか
▼文字
クラシックな感じがいい。「ョ」がちょっと気に食わねぇけど、いいフォントだ。
下の英語もいい。よく見ると、色鉛筆で斜めにシャシャシャして塗りつぶしたような風合いになっている。
▼配色
二色。上下のセパレートでコントラストしてて素晴らしい。ビターチョコレートを完全に表現できている。茶色は革っぽいテクスチャになっているが、主張していない。細部のこだわりがいいよね。
▼48g
「48gか!」と思う。「48gのビターチョコレートか!」と思う。
削ることもできたと思うんすよ。「48g」を。なんちゃってデザイナーなら削ってますわ。でも、あったほうが絶対にいい。丸で囲んだ48gがあることでそのチョコレートの存在意義を主張できているように思う。
◆切実
チョコを買いに来た人のためのデザインなんですよ。チョコを売るためのデザインじゃない。チョコを買ってもらうためのデザインじゃない。目を引くためのデザインじゃない。SNSで話題にさせるためのデザインじゃない。スレたOLがオフィスで見せびらかすように食うためのデザインじゃない。
チョコが欲しくて困っている人のためのデザインなんです。
日本語も英語も書いてある。フォントもこじゃれてない。読みやすい。カカオのアイコンもある。だから「チョコなんだ」って、誰でもわかる。誰でも買える。
ビターとミルクの二種類がある。簡単。迷わなくて済む。買える。
メーカー名を削っても、「48g」だけは書いてある。グラム数がわかる。買える。ほかの板チョコと金額を比べられる。正直だ。
だけど、決してダサくない。デザイナーの執念すら垣間見える。チョコのパッケージをデザインするにあたってこれ以上あるか。至れり尽くせりだ。感謝したいような気持ちになる。
◆味
うまかったよ。普通のビターチョコ。ちょっと甘めで食いやすい。ガチカカオ系チョコ(造語)食ってたら甘く感じる。
65円だったけど、クソチョコ特有の食った後の変な味も無い。ザリザリもない。素晴らしい。
日幸製菓株式会社という会社が作っているらしい。ホームページがこれまた最高に渋いな。「菓子を作ってんだぜ文句あっか」みたいな。
◆結論
気持ちのいいチョコだ。応援したくなる。しかしまぁ板チョコそんな買わねぇな。でも次に板チョコ買うときは探して買う。約束。
あ、あと板チョコの溝あんじゃん。あれってキレイに割るためについてるワケじゃないんだぜ?知ってた?
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