おしりたんてい」っていうNHKのアニメを見ていたんだが、つまらん。ポプラ社の絵本が原作らしいんだが、絵本もつまらないんだろうか。

かいけつゾロリのアニメはどうだったっけ。いや、夢のクレヨン王国は絶対に面白かったし、ニャンダーかめんも面白かった。

それは俺が子供だったからだろうか。

◆おしりたんていのつまらなさ

探偵ものをやろうとしているんだけど、全然。例えば、前振りが破綻している。

前フった時点でネタばらしみたいなことをして謎の難易度を極端に下げ、その20秒後に答え合わせをもう一度やっていたりする。

この説明で伝わってるだろうか。まぁいいや。つまらないんだマジで。「はなかっぱつまんねぇなマジ殺すぞ」と思っていたんだけど、しりあなたんていのほうがつまらん。はなかっぱのつまらなさはスベってるつまらなさなんだけど、けつあなたんていはそもそもギャグがギャグになってない。

どんでん返しがどんでん返しになっていない。物語の構成を全部うっちゃって「探偵ものっぽくてクソアホガキでも視聴可能な作品」を作った。

この態度はいかがなものだろうかと思う。

◆低難度

低難度であることは問題ではない。アナルたんていのダメなところは、難易度を上げていい部分で上げていないことだ。甘やかしすぎ。ガキに勝利しか与える気が無い。学芸会でみんな主役とか、運動会でみんな一位みたいな思想を感じる。

難易度の下げ方がおかしい。いくらなんでも子供をナメすぎ。アンパンマンのほうが難易度高いわ。

(丁寧に書こうかなと思ったけど、記事書くモチベが保てないんでやめとく。)

◆記号的表現

リアリティの欠如。真に迫らない。

例えば、「花を描いてください」と言われたとき、感性足りてない人間は記号的な花を描くだろう。

意味わかる?

こういう花な。

俺も多分こういう花を書く。

この花は現実には存在しない。「記号花(造語)」だ。チューリップでもひまわりでもコスモスでもない。

同じように「記号太陽」「記号木」もあるな。ある種の発明なんだけど、創作の本筋に応用していいものではない。

探偵ものについて理解しないまま探偵ものを描こうとすると「記号探偵」を書くことになる。ギャグを知らずにギャグをぶち込むと「記号ギャグ」になる。

それは、確かにわかりやすいんだけど、子供に見せていいものなわけ?

前に「とらドラ!」というアニメを見たことがあった。劇中で、男がなにか女に対して粗相をしたんだ。そしたら、女がものすごい力で男をぶん殴ったのね。

ここで俺は「あわわ」といってチャンネルを変え、番組表を見てアニメの名前を確認した。なにか居たたまれない気持ちになったんだ。そこには記号的な人間関係があった。実際の人間関係を踏んだことのない人間が「突っ込みあい」「じゃれあい」を目視し、それを記号的にとらえて表現しようとしたためにこういう悲劇が発生した。そして「作者はマジで友達がいない」という赤裸々な暴露を目の当たりにしてしまったがために俺はチャンネルを変えたのだ。そんな知っ得情報いらぬわ。

別に友達はいなくていいのだが、自己に潜む病魔を自認していないとこういうクソ表現をしてしまう可能性があろう。記号を疑うべきだ。

◆何も得られない

毒にも薬にもならない。感動できない。何の教訓も得られない。何のために作ったん?毒になったほうがまだマシな気がする。

国営放送なんだから商業性なんて求めんなよ。リソースがもったいない。

◆結論

なんかちゃんと書けてないけどまぁいいや。大体伝わればいいや。

ポチっと発明 ピカちんキットも失神するほどつまらない。やばい。

ガキ向けだっつってガキ向けに作るな。女向けだっつって女向けに作るな。手抜くな。子供だましを作って何になる。創作するんなら、根源的に面白いものを作ろうと努力していただきたい。そう思った。