ターニングポイントさん!?

BUMP OF CHICKEN「beautiful glider」の歌詞の意味を考察した

beautiful gliderがすこなんだ😊

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※おことわり※

個人の意見だし、お前の意見とは違うことがあるよ。
「わかってねーなこいつ」と思ったらコメントしてね。
あと、テスト投稿も兼ねてるから全然まとまってないよ。曲聞きながら何回も読み直してね。

羽根のない生き物が飛べたのは 羽根が無かったから

「羽根のある生き物が飛べるのは、羽根があるから」を考えてみれば良いと思う。
つまり「羽根が無かったからこそ、『努力して飛べる』ようになったのだ」と言っている。
羽根のある生き物は「飛べる」。羽根のない生き物は「飛べ(るようになっ)た」

過去形にしてるのがポイントで、ここで現在形にしてしまうと
「羽根のない生き物が飛べるのは 羽根が無いから」っていう風に
「挑戦・努力して飛べるようになった」というニュアンスがなくなる。

あと現在形だとなぞかけっぽくなっちゃうね。

一応いうと、「羽根のない生き物」は人間のこと。

僕にはとてもできやしないけど 同じ生き物だ

「できるかわかんねーけど絶対空を飛んでやるんだ!」という挑戦は僕にはできないよ。同じ人間だけど。
といった意味か。
飛ぶことができないんじゃなくて、先が見えない状態で挑戦することについて「できない」と言ってる。
「同じ生き物なんだから僕でも飛べるよね!」という楽観的なニュアンスは無い。なぜなら「とてもできやしない」から。
挑戦しないことについて、ほんのすこーしだけ自分を残念に思うような感じ?

手を振ったあなたの無事が 今でも気に掛かる

「あなた」が登場。
この後出てくるけど、ここの「あなた」はグライダーに乗って飛び出した。つまり挑戦を始めた人。
グライダーで飛びながら手を振ったものと思われる。

・飛び出したのはいつか?
「今でも」と言ってるのと次のフレーズの「夜明け前」から
「あなた」が飛び出したのは少なくとも数カ月前のような印象。
→夜明け前にグライダーで飛び出さないから数時間前ではないだろうと思う。(自信なし。後の歌詞を見ると夜明け前に飛び出してるようにも思える。)

あとはまぁ、歌詞から情景を想像するに、建物の中ではなくて外にいる気がする。それも見晴らしのいいところ。

夜明け前

全然自信ないけど「出発前」「決意前」みたいなものを感じた。
「成功前」では無いような気がしてる。

やりたい事に似た逆の事

例えば「歌うことが好き」な人が商業的に歌わざるを得ない曲を歌うような感じだろうか。
「別の事」じゃなくて「逆の事」って言ってる。より強いニュアンス。
「行為自体」が似ていて「行為の目的」が逆とか?

誰のための誰

①「誰のための」・・・自分のやっていることが誰のためになっているのか分からんような状態
→例えば、遠く離れた、不特定多数を相手にしているとか
→「やりたい事」をしたときには多分、明確に相手の喜ぶ顔を見ることができるんだろう
②「誰」・・・これは「自分」なんだけど、「やりたいことをやっているつもりで、いつの間にか方向がずれてしまっていた自分」は、いったい誰なんだよ?というニュアンス。
→なにかに操られたような気持ち?
→あるいは、自分がやらなくてもいいようなことをやっている。誰でも代わりがきくようなことをしている。

それが嫌だったわけでもなかったんだけど
ふと「あれ?自分はこうなりたかったんだっけ?」と気づいてしまったのが今

分かち合えない心の奥 そこにしか自分はいない

言葉にできないような直感的なものが心の奥にある。
周りの人間が「あなた」の事を「やりたい事」をやってる人と思っていても、本人は何にも納得していない。
「そこにしか自分はいない」から、やはり周りの人間から表面的に見えているものは「自分」ではない。

もう答え出ているんでしょう どんな異論もあなたには届かない

「あなた」は「手を振ったあなた」であろう。
「答え」と言うのは、グライダーで飛び出すということ。つまり、新たな挑戦をするということ。
「やりたいことに似た逆の事~」からの歌詞は、「手を振ったあなた」がグライダーで飛び立つ前のことを歌っていたらしい。

もう誰の言うことでも 予想つくぐらい長い間 悩んだんだもんね

自分でひたすら悩んだ末の「答え」であるから、その「答え」について人に話した時に「できっこない」だの「今のままやっていったほうがいい」だの言われるのは分かり切ってる。どんな異論も届かない。その異論も自分の中で長い時間考える中ですでに気付いていて、迷って、答えを出した後であるから。

歌詞の表現がいいなぁ。実際の人間の感情に即していて素晴らしい。

いつだってそうやって頑張って考えて 探してきたじゃないか

頑張ってんじゃねーかよ自信持てよ
といった意味。
「じゃないか」っていうのは、やっぱりまだ一抹の不安があるから。

いっぱい間違えて迷って でもすべて選んでいくしかなかったグライダー 雨雲の中

悩んだ末に答えを出したグライダーは、ここから飛び出して、もうすでに雨雲の中である。
「雨雲の中」は「不確定要素」「暗中模索」って感じのイメージ。
「選んでいくしかなかった」に悲哀と勇気が感じられる。「選ばない」という選択肢もあるのだと思う。現状維持みたいな。「選んでいくしかなかった」っていうのは「強制」の意味ではなくて、「分かち合えない心の奥」の自分が納得するために「選んでいくしかなかった」んだと思われる。

あこがれた景色とはいつでも会える 思い出せば

一度も行ったことがないであろう「あこがれた景色」が記憶にある?おかしくないか?
でもあくまで「景色」だから行ったことも見たことも無くてもいい。想像できていればいい。
いまグライダーで飛んでいて、その「あこがれた景色」を目指している状態。
「あこがれた景色」を忘れたり、想像しないまま生きていると「やりたい事に似た逆の事」をすることになるんだと思う。
でも、ちゃんと思い出せば会える。

諦めたものや無くしたものが 鳥になってついてくる

比喩。つってもグライダー自体も比喩なんだけどな。

グライダーに鳥がついてきてる状態。
「諦めたものや無くしたもの」はマイナスのイメージだけど、グライダーで飛んでいるときについてくる「鳥」は、どんなイメージであろうか。

やかましく鳴き喚いたりもせず 必死に寄り添ってる

「心細くもあるが心強いオトモ」感がすごい。
ホントにいい曲だ。泣きそう。

「諦めたものや無くしたもの」が自分の力になって挑戦を助けてくれているんだ
って感じだろうか。
直接手伝ってる描写はないんだけど、いてくれるだけでだいぶ心強いよね。

現実に置き換えると
「挑戦中」であるが「諦めたもの」がふと頭にちらつくこと日もある ような状態。
でも心は乱れていない。なぜなら「いつだってそうやって頑張って考えて探してきた」ゆえに
異論とか批判なんぞ効かない(もう誰の言うことでも予想つく)レベルで自分の中で意志が固まっているから。

えーと、「諦め」とかも全部割り切っているから、ちゃんと力になってくれる。
もっと言うと「諦め」によって少なからず心に残った傷ももういい思い出って感じか。
いや違うわ。「いい思い出」じゃないんだけど、じんわりとさみしく心に残ってるような、
心の底で種火になっているような…

伝わってなさそうでヤバいな。

この鳥は「振り払う対象」ではないよね?
だけど何かを諦めたり無くしたときは結構メンタル落ち込んだと思うんだ。
その落ち込みも、なくなったわけではなくて、鳥になってついてきてくれているんですよ。

いや、もういいや。感じてくれ。感じられない奴はアスペ。

さあ あなたにしか出来やしない事 違う生き物だ

まえに出てきた「同じ生き物だ」の対比。
「同じ生き物」と言うのは生物学的な話で、「違う生き物」は精神的な話だね。

淡々と説明すると、人生経験が違うから「違う生き物」で、「違う生き物」だからこそ
「あなたにしか出来やしない事」がある。
「違う生き物」っていうのも強い表現だよね。疑いようもなく確実にそうだ って感じ。この表現は国語の授業風に言えば「筆者の言いたいことは何か」にかかわってくる部分だと思う。
理論的に考えたら「同じ生き物」のほうが正しいっていうのが表現上のポイントでもあるような。
何が言いたいかっていうとつまり「違う生き物だ」っていう表現が絶妙だってことで、「違う人間だ」だと当たり前だし「別の生き物だ」だとエイリアン感がある。

ただ「僕」について「同じ生き物だ」といっていたのに
今は「あなた」について「違う生き物だ」と言っているのがなんとなく綺麗な対比になっていない気もする。
自分のことを俯瞰して、別人の事のように歌っているのかもしれない。この曲は「あなた」が歌っている部分が無く、あくまで「僕」視点で進んでいる。でも「あなた」の心理描写がとても細かいから、「僕」=「あなた」説は十分ありうる。でも序盤で「いまでも気に掛かる」とか言ってるから別人っぽくもあるんだよなぁ。

「さあ」っていうのは「Let’s」だよね。グライダーで飛び出すことだと思う。
あと「話を次に送る」感がある。「あこがれた景色」とか「鳥」のくだりは「あなたにしか出来やしない事 違う生き物だ」の論拠になっている。
えー、つまり、「同じ生き物」なんだけど「あこがれた景色」とか「鳥」は人それぞれのものであるから「違う生き物だ」と言っている。その話のつなぎが「さあ」。

怖くても誰も背中押さないよ 押す方も怖いから

歌詞が本当にすごいわ。かつてない視点。
「背中押す」って言葉はもう「ガンバレ!」とか「できるって!」みたいな
プラスのイメージしかなかったけど、「誰も背中押さないよ」とか「押す方も怖い」とかなんなんだろうね。

現状を捨てて憧れた景色を目指すのは、怖い。誰か背中を押してくれないかと思う。だけど、背中を押す方も怖い。もしも自分が背中を押した人が失敗して、多くの物を失ったりなんかしたら、どう謝っていいのかわからない。「あなた」もそれを理解しているから「背中を押してくれ」なんて誰かに頼むことはできない。

こんな時に簡単に背中を押してくれる人は、責任を持つ気なんか更々ない詐欺師か何かだろう。

あとは、慣用句である「背中を押す」と、グライダーで飛び出すのを助けるイメージの「背中を押す」のダブルミーニングじゃね?(俺お前BELIEVE)

それくらいあなたは勇敢な人 まだ泣けないまま 飛び出してからずっと

泣ける。「それくらいあなたは勇敢な人」ってお前。
本人に直接言っているわけでは無いというのも渋い。

メロディー的には「今飛び出すぞ!」って感じなんだけどやっぱり飛び出し済みらしい。

解釈のルートが2本ある。
①「まだ泣けないまま」→「飛び出してから」→「ずっと」
②「飛び出してから」→「ずっと」→「まだ泣けないまま」

①だと「ずっと」が浮くから②だと思う。
詩的表現として「ずっと」の先を想像させているって解釈もあるかもしれんが、判断材料がない。

「泣けないまま」っていう急に出てきた言葉は、
はたから見て「泣いてしまうほど不安な挑戦」をしているってのが出どころか。
「まだ泣けない」だからいつか泣くんだけど、泣くのは「なにかを成し遂げたとき」ではないと思う。
あくまで挑戦中に「不安の涙」を流してしまうんだと思う。
「泣けない」というのは「泣いたらだめだ!」と意識的に縛っているのでは無くて
「勇敢だから泣くことができていない」状態だと思う。

ぶつかってぐらついてパラシュート引っ張って 絡まっていたりしないか

何かに挑戦するにあたって、色々考えてしまうよね。
心配してもしょうがないんだと思っていても勝手にね。

キリ無い問答不安材料 でもすべて抱いていく

「でもすべて抱いていく」のはやっぱりすげー考えた末の挑戦だから。
でも、すげー考えてもやっぱり不安はたくさんある。

墜ちられないグライダー 誰にも見えないさ

「墜ちられない」を挿入した意味があまりわからない。あたりまえじゃん。
と思ったけど前の歌詞の「すべて抱いていく」のが自分の意志だったらわかる。
「墜ちられないんだけど、不安材料も捨てないで全て抱いていくんだ」っていう意味が生まれる。こいつぁ呆れたビリーヴァーですよ。

「誰にも見えないさ」は雨雲の中だからだと思うけど、ちょっと解釈が難しい。
現実にどう置き換えたらいいんだろうか。
「抱いている不安材料」が見えていないのか?「グライダー」ごと見えていないのか?
これは多分グライダーごと見えてないんだろうな。

見えないから何?っていうのは
「見えないから不安材料を抱いていても恥ずかしがる必要はないよ」とか「見えないから泣いてもいいよ」なのかなぁ。でも「泣く」のくだりはもう終わってるから違うと思う。
「不安材料を抱えていることは誰もわかっちゃくれねぇんだよ」って意味にもとらえられるな。
少なくとも「墜ちても、その姿は誰にも見えないさ」ではないと思う。

うん。泥臭く頑張ってい(たり、時に一人で取り乱したりす)る様子が「誰にも見えないさ」と言っているんだろうな。泣いてもいいよ的な意味もやっぱりあると思う。

※コメントで「堕」「墜」の誤字を指摘していただいたため修正した。あざす。堕ちるじゃ違っちゃうね。

いつだってそうやって頑張って考えて 探してきたじゃないか

まえのと同じ

疑った手で掴んで 大切に信じるしかなかったグライダー 雨雲の中

「疑った手で掴んで大切に信じる」っていうのがこれまた泣ける。
「信じるしかなかった」っていうのでちょっと「強制的に信じるしかなく、ほかに選択肢がない」という意味に変わってしまいそうだけど。
「大切に」っていう言葉が入ることによって「自分の意志」が付加されているから泣ける歌詞になってる。「大切に」を抜いたら一気にクソ歌詞になる。

夜明け前

うーん。
「夜明け」は「成功」とか「手がかり」の示唆なんだろうか。
だとしたら「夜明け」の反対の「夜」と「雨雲」の意味が
ダブってしまうような。
わかんね。

夜明けから連想されるのは「開始」じゃないのか。
日本の夜明けゼヨって偉い人も言ってるし。

結論

いい曲

ミドリムシ

BUMP OF CHICKEN「太陽」の歌詞の意味を考察した

5件のコメント

  1. チンパンになりたかった

    夜明け前→まだ辺りは見えない。見通しが立たない。結果として夜明けはあるけど、グライダーはその保証も与えられていないまま、だが闇の中飛び出した?雨雲が挑戦を始めてからの辛さなら、こっちはその前段階の自分を奮い立たせていくところ。

    押す方も怖いの辺り→推薦者が被推薦者の結果の責任を負うこと(連座制など)や、もしくは相手が失敗した時の押す方の心理的負担、後悔、それを恐れる。

    あこがれた景色〜→小さい頃憧れた夢があったとして、その時の憧れた気持ちを思い出せば再び挑戦できるかもしれない?

    誰にも見えないさ→もし堕ちたら、無謀だと叩かれる。泥の中で努力してる姿も苦しみも、多くの人には見えない。ここは希望に繋がるような内容ではない?でも次の歌詞で繋がる。

    いつだってそうやって〜→「そうやって」、つまり誰にも応援されなくても、苦しい中でも、独りやってきた。昔と状況は大して変わってない。悪くなってもいない。ひとつめの「そうやって」が悩みながらという意味なら、こちらはグライダーの強さを讃える意味?

    夜明け前→まだ誰もが成功するなんて想像していない、成功の1歩手前?グングニルが挑戦前から成功後(みんなが讃え出す)までを唄ったなら、こっちは挑戦前から、本人は見えないけれどもゴール前まで来ている人への歌?

    1周読んでパッと考えたことなので、ナメクジみたいな解釈かもしれません。なんかよさげな部分を抜き出していただければ嬉しいです。

  2. 匿名

    飛び立ったのも夜明け前。歌い終わりも夜明け前。
    つまり物語はまだまだ先があるということ。

  3. 通りすがり

    憧れた景色とはいつでも会える、思い出せば
    諦めた物やなくした物が鳥になってついてくる

    憧れた景色を思い出したから、「あなた」は会いにいくために飛び出したのでしょう。
    諦めてきた物やなくしてきた物は取り戻せるでしょうか、まだそれらは夜の雨雲の中を飛ぶ鳥のように不安定に、だけどそこを目指して飛び出した「あなた」に間違いなく寄り添ってきているよ。
    夜が明けた時、雨雲を抜けた時、きっとそこには朝陽を浴びて宝石のように輝く鳥の群れと、その中を飛ぶ美しいグライダーがいますように。

    バンプで一番好きな歌です。

  4. きゃんブーン

    夜明け前は、一番暗いとき。ただ、夜明け前なので、もうじき陽が差す前であることの含みを入れているのだと思います。その、暗い闇の中を飛んでいくような、先があるかどうかもわからない、自分で選んだ道を選択して不安の中を進んでいくその暗さは、夜明け前の暗さだよということを、ただ「夜明け前」と言うのみでさりげなく表現しているのかなと。
    とても辛いときの状態を、「夜明け前が一番暗いんだよ」といって励ますことがあります。その夜明け前だと考えればしっくり来る気がします。

    墜ちられない、は、自分の選択を進み続けること、不安の中をずっと進み続けることから解放されたい(=墜ちたい、決して『堕』ちたいではないはず)気持ちもあるけれど、考えて考えて考え尽くして決めた選択を自分自身が容易に放棄できないこと、進み続けるしかないその人の心身の状態を表現しているのだと思います。
    Gold glider tourのライブ版は微妙に歌詞を変えていて、それがまた素敵です。

  5. バンパー

    結論「いい曲」で吹きました(笑)
    端的で、的を射る、要点が凝縮された、他に形容しがたい最高の結論に禿同!!!!!

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